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監修2026年8月 監修
梶 敬太
歯科医師/矯正アドバイザー
医療法人社団 新心会
2011年愛知学院大学歯学部卒業、2012年愛知学院大学附属病院研修修了。2012年より愛知県内の矯正専門歯科医院にて小児矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正を主任矯正医として担当。2016年〜2025年 医療法人スワン会 矯正指導医。2023年より医療法人社団 新心会 矯正アドバイザー。Tweed Foundation Course 修了。
監修範囲:本記事のうち医学的な記述について監修を受けています。料金・掲載順位等の編集判断は当サイトによるものです。

統括監修
冨田 和志
歯科医師/医療法人社団 新心会 理事長
明海大学歯学部卒業。明海大学病院、優歯科クリニック勤務、北上尾歯科の副院長を経て、2015年に新心会グループ最初のクリニックを開院。
インビザラインで歯並びが整ってくると、次に気になり始めるのが歯の色ではないでしょうか。今まさに装着しているアライナーを、そのままホワイトニングのマウスピースとして使えたら効率がいいのに——そう考えて調べ始めた方も多いはずです。
結論から言えば、アライナーは歯を動かすための装置で、ホワイトニング用のトレーとは形状も目的も異なります。アタッチメントが付いている部分では薬剤が均一に当たらず、流用は原則すすめられません。
では、矯正と並行して歯を白くしたい場合はどう進めればいいのでしょうか。一般的には矯正終了後にリテーナーを使う形や、別途ホワイトニング用のトレーを作る形がとられます。
この記事では、アライナーとホワイトニングトレーの構造的な違い、適切な開始タイミング、ホワイトニング3種類の相性、そして通院先の医院に同時進行の可否を確認するためのチェックリストまで整理します。矯正を進める医院選びの判断材料としてお役立てください。

- アライナーは歯を動かす設計で、ホワイトニングトレーとは形状・密着性が異なり流用は不向き
- アタッチメント部分は薬剤が均一に当たらず、色むらの原因になる
- 適切なタイミングは矯正後半〜保定期間、リテーナー活用か別途トレー作成が一般的
- 医院選びの軸はワンストップ対応・併用説明の明確さ・追加費用の透明性の3点
インビザラインのアライナーはホワイトニングのトレーに使える?結論から解説
インビザラインのアライナーはホワイトニングのトレーに使える?結論から解説
先に答えをお伝えします。インビザラインのアライナーを、そのままホワイトニング用トレーとして使うのは原則すすめられません。
理由は大きく2つあります。1つはアライナーとホワイトニングトレーの設計目的が違うこと。もう1つはアタッチメント部分で薬剤が均一に当たらないことです。

アライナーは歯を少しずつ動かすための装置で、歯に密着して力をかける構造になっています。一方、ホワイトニングトレーは薬剤を歯の表面に保持することが目的です。
そのため、矯正と同時に歯を白くしたい場合は、矯正終了後にリテーナーを活用する形か、ホワイトニング専用のトレーを別途作る形が一般的です。どちらが適するかは歯の状態や保定装置の種類によって変わります。
まずは通院している医院に、矯正とホワイトニングを並行できるかを相談するのが確実でしょう。医院によって対応方針が異なるため、自己判断でアライナーに薬剤を入れるのは避けたいところです。
アライナーとホワイトニングトレーの違い(厚み・形状・密着性)
アライナーとホワイトニングトレーは、見た目こそ似ていますが役割がまったく異なります。
アライナーは歯を計画どおりに動かすため、現在の歯並びより少しずれた位置で設計されています。歯にぴったり密着し、わずかな力を継続的にかける構造です。
対してホワイトニングトレーは、薬剤を一定量ためておくためのスペースを歯の表面側に確保しています。密着させて動かすのではなく、薬剤を均一に行き渡らせることが目的です。
厚みや縁の形状も両者で違います。アライナーをそのまま流用すると、薬剤をためる余白がなく効果が安定しにくいのです。
アタッチメント部分で薬剤が均一に当たらない理由
インビザラインでは、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を付けることがあります。アライナーが歯をつかみやすくし、動きをコントロールするための部品です。
このアタッチメントは歯科用の樹脂でできており、ホワイトニング薬剤では色が変わりません。アタッチメントが付いている部分は薬剤が遮られ、歯の表面に均一に届かないのです。
その結果、アタッチメントがあった箇所だけ白くならず、色むらとして残る可能性があります。矯正中にホワイトニングを進めると、こうしたムラが起きやすくなります。
アタッチメントを除去したあとにホワイトニングを行えば、この干渉は避けられます。タイミングの見極めが大切だと言えるでしょう。
インビザライン中にホワイトニングをする適切なタイミングは?
インビザライン中にホワイトニングをする適切なタイミングは?
矯正とホワイトニングを並行したい気持ちはよく分かります。ただ、両方を同時に進めるのは技術的にすすめにくい面があります。
最も現実的なのは、矯正後半からアタッチメントを除去した保定期間にかけて始める形です。ここでは同時進行をすすめにくい理由と、保定期間での一般的なやり方を整理します。

矯正中に同時進行をすすめにくい理由
矯正の最中は、歯の表面にアタッチメントが付いている期間が長く続きます。前述のとおり、この部分では薬剤が均一に当たりません。
加えて、歯が動いている最中は歯や歯茎がデリケートな状態です。知覚過敏が出やすく、薬剤の刺激を感じやすい場合もあります。
アタッチメントが付いている段階でのホワイトニングは色むらや違和感につながりやすいのです。医院が同時進行を慎重に判断するのには、こうした背景があります。
保定期間にリテーナーを使う一般的なやり方
矯正が終わると、歯並びを安定させるための保定期間に入ります。このとき使うのが、トレー型のリテーナー(保定装置)です。
トレー型リテーナーは形状がホワイトニングトレーに近く、医院によってはホワイトニング用に活用できる場合があります。アタッチメントも除去済みのため、薬剤が歯の表面に均一に届きやすい状態です。
ただし、ワイヤー型のリテーナーなどトレー形状でない保定装置もあります。その場合はトレー代用ができず、別途ホワイトニング用トレーを作る必要があるでしょう。
自分の保定装置がどのタイプになるかは、矯正計画の段階で医院に確認しておくと安心です。
アタッチメント除去後に気をつけたいこと(色むら・知覚過敏)
アタッチメントを除去した直後は、歯の表面に樹脂のあとが残っていることがあります。研磨が不十分だと、ホワイトニングで色むらが出る原因になります。
除去後すぐに開始するのではなく、歯の表面が整ってから始めるのが無難です。開始時期は医院の判断に委ねるとよいでしょう。
注意
また、矯正直後は歯がしみやすい状態の方もいます。
知覚過敏が気になる場合は、薬剤の濃度や施術間隔を調整してもらえるか相談してみてください。
インビザライン中に選べるホワイトニング3種類|相性と選び方
インビザライン中に選べるホワイトニング3種類
ホワイトニングには大きく3つの方式があります。使う薬剤や施術場所が異なり、インビザラインやリテーナーとの相性も変わります。
ホワイトニングはいずれも自由診療で、費用や扱う薬剤は医院により異なります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行う施術です。過酸化水素を主成分とする高濃度の薬剤を使い、短期間で白さを実感しやすいのが特徴です。
トレーを使わないため、アライナーやリテーナーの形状に左右されません。アタッチメント除去後であれば、矯正との両立も相談しやすい方式です。
一方で、白さの持続には個人差があり、色戻りが起こります。定期的なメンテナンスを前提に考えるとよいでしょう。
ホームホワイトニング(リテーナー・専用トレー使用)
ホームホワイトニングは、自宅でトレーに薬剤を入れて装着する方式です。過酸化尿素を主成分とする比較的低濃度の薬剤を使い、時間をかけて白くしていきます。
この方式はトレーを使うため、保定期間のトレー型リテーナーと関係が深いのが特徴です。医院の判断でリテーナーを活用できる場合もあります。
ただし、矯正中のアライナーをそのまま流用するのは前述のとおり不向きです。トレー形状でない保定装置の場合は、専用トレーの作成が必要になります。
効果の現れ方は穏やかで、毎日の装着を続ける手間はかかりますが、色戻りしにくい傾向があります。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスとホームを組み合わせる方式です。医院での施術で白さを引き出し、自宅のトレーで維持していきます。
2つを併用するため費用は高くなりますが、白さと持続のバランスをとりやすいのが利点です。保定期間に腰を据えて取り組みたい方に向いています。
どの方式が合うかは、歯の状態や生活スタイルによります。矯正を担当する医院に、自分の保定計画と合わせて相談するのがおすすめです。
矯正とホワイトニングの費用相場早見表|ブランド別の総額目安
矯正とホワイトニングはいずれも自由診療で、費用は医院や症例によって異なります。まずはマウスピース矯正ブランドの総額目安を比較表で確認しましょう。
ホワイトニングは矯正費用とは別に、オフィス・ホーム・デュアルの方式ごとに費用が発生します。矯正の総額に含まれない点を押さえておいてください。
「ー」は公式サイトに記載がない項目です。推測で数値を補わず空欄にしています。
注意
一方、容ぼうを美化する目的の矯正や、金利・手数料相当分は対象外です。
なお、不正咬合などで必要と認められる矯正は医療費控除の対象になり得ます。最終的な判断は税務署や税理士に確認してください。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
マウスピース矯正の主なブランド5選|特徴を比較
マウスピース矯正の主なブランド5選
| 項目 | Zenyum | キレイライン矯正 | 湘南美容クリニック | マウスピース矯正ローコスト | ウィ・スマイル矯正 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総額(税込) | 300,000円〜630,000円(税込) | 99,000円〜539,000円(税込) | 303,000円〜528,000円(税込) | 176,000円〜660,000円(税込) | 231,000円〜880,000円(税込) |
| 精密検査料 | 22,000円(税込)〜 | ー | ー | クリニックにより異なる | ー |
| 初診・相談料 | 無料 | ー | ー | 無料〜(クリニックにより異なる) | 無料 |
| リテーナー代 | ー | ー | ー | 22,000円(税込)〜 | ー |
| 治療期間 | ゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ月 | 約2〜12ヶ月(症例による) | クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月 | ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月(シミュレーション確認後 最短2週間で開始) | 3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり) |
| 通院頻度 | 提携院で精密検査、専用アプリで装着状況と進捗を管理 | 提携クリニックで対面診療 | 開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度 | LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック | ー |
| 対応症例 | クリア=軽中度(上下最大20本・最大15枚)/クリア・プラス=重度(上下すべての歯・最大25枚)/クリア・プラス+=複雑症例(セット数無制限)。抜歯や固定器具を併用するウルトラは料金非公表 | すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり) | すきっ歯(空隙歯列弓)・出っ歯(上顎前突)・八重歯・深いかみ合わせ・中心のずれ・受け口・ガタガタした歯並び(叢生)・交叉咬合。適応外=重度の不正咬合、顎の骨格の問題、歯周病、インプラントが多い場合、永久歯が未完成な子ども・埋伏歯 | 軽度〜重度の乱れまで対応(すきっ歯・出っ歯は最短1ヶ月のミニプラン、他社で断られたガタガタな歯並びも相談可)。拡大装置(拡大床)は使用しない | 叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応 |
| 保証 | ー | ー | ー | あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。矯正終了後のリテーナーはミニプランを除くプランで1セット無料、再製作は上下セット22,000円・片顎11,000円(税込) | ー |
| 支払い方法 | 最大84回払い(月5,400円〜) | デンタルローン・クレジットカード・現金/振込(18歳以上、高校生を除く。詳細は提携クリニックにより異なる) | 分割払い(クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜) | カード分割払い・デンタルローン(100回払い。手数料除く)/ローコストPay(分割最大36回・金利手数料0円、月々4,888円〜) | 分割払い(8回・12回コース 月額3,000円〜、18回 4,310円〜、24回 5,500円〜。分割手数料は別途) |
ホワイトニングを見据えて矯正を進めるなら、まずは矯正ブランド選びが起点になります。ここでは主なブランドを紹介順に取り上げ、それぞれの特徴を整理します。
掲載順は当サイトの紹介順で、優劣を評価したものではありません。費用はいずれも自由診療で、医院や症例により異なります。
スマイルモア矯正|187,000円から始められる

| 提供形態 | ブランド(全国の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 187,000円〜429,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 軽度 18.7万円/中度 33万円/重度 42.9万円(いずれも税込) |
| 治療期間の目安 | 最短3ヶ月(個人差あり) |
| 対応症例 | 主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能) |
| 実績 | 予約者数10,000人以上 |
| 初回カウンセリング | 0円 |
| 分割払い | デンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜) |
- 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
- 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
- 主に前歯6本が対象のため、奥歯を含む全体矯正には向かない
提携院は214院。対応エリアは全国29都道府県。
費用は187,000円から429,000円です。治療期間の目安は最短3ヶ月(個人差あり)です。
出典: スマイルモア矯正 公式サイト
Zenyum|月額ベースで判断できる分割払い

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 300,000円〜630,000円(税込) |
| 料金の内訳 | ゼニュムクリア30万円/クリア・プラス54.5万円/クリア・プラス+63万円。別途、精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う |
| 治療期間の目安 | クリア約4ヶ月/プラス約7ヶ月/プラス+約10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 提携院で検査、アプリで経過確認(アライナー交換は10日ごと) |
| 対応症例 | すきっ歯・叢生・クロスバイト・出っ歯・オープンバイトなど(上位プランほど対応範囲が広い) |
| 分割払い | 最大84回払い(月5,400円〜) |
- ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
- 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
- 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
Zenyumは、総額300,000〜630,000円の料金設定を公開しているブランドです。精密検査は提携院で行い、専用アプリで装着状況や進捗を管理します。
特徴は分割払いの負担の軽さです。最大84回払いに対応し、月々5,400円から始められるため、総額をまとめて用意できない方でも月額ベースで判断できます。
ゼニュムクリアは約4ヶ月、クリア・プラスは約7ヶ月と、プランごとに期間の目安が示されています。軽中度から複雑症例まで、症状に応じて選べる構成です。
ただし、総額とは別に精密検査費22,000円がクリニックに発生します。月額だけで判断せず、追加費用も含めた総支払額を確認しておくとよいでしょう。
ウィ・スマイル矯正|1回コースから試せる調整料0円

| 提供形態 | ブランド(全国100院以上の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 231,000円〜880,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 8回23.1万円/12回35.2万円/18回51.7万円/24回66万円/30回88万円(1回コース1,650円のお試しあり) |
| 治療期間の目安 | 3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり) |
| 通院・経過確認 | 提携歯科医院で対面診療 |
| 対応症例 | 叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応 |
| 初診料・調整料 | いずれも0円(調整料は治療費に含む) |
| 分割払い | 8回・12回コース 月額3,000円〜/18回 4,310円〜/24回 5,500円〜(分割手数料は別途) |
- 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
- 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
- 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい
ウィ・スマイル矯正は、231,000〜880,000円の料金帯で全国23都道府県に展開するブランドです。平均的な動的期間は3〜11ヶ月とされています。
踏み出しやすさを後押しするのが、1回コース1,650円(税込)で試せる仕組みです。いきなり全額を契約せず、まず体験してから判断できます。
POINT
調整料が治療費に含まれ0円である点も分かりやすいところです。
通院のたびに費用が上乗せされる心配が少なく、総額を見通しやすくなっています。
叢生や出っ歯、受け口、口元の突出などに対応し、部分矯正から全体矯正まで選べます。分割払いは月額3,000円からのコースが用意されています。
キレイライン矯正|12枚9.9万円から始められる価格設定

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 99,000円〜539,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 20枚9.9万円/52枚24.2万円/160枚42.9万円/枚数無制限53.9万円(参考価格・クリニックにより異なる) |
| 治療期間の目安 | 約2〜12ヶ月(症例による) |
| 通院・経過確認 | 提携クリニックで対面診療 |
| 対応症例 | すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり) |
- 20枚9.9万円から始められ、矯正の初期費用を抑えやすい
- 提携クリニックで歯科医師の対面診療を受けられる
- 枚数無制限プランは53.9万円。症例により総額が変わる点は要確認
キレイライン矯正は、99,000円から始められる価格の入りやすさが特徴です。他ブランドの最低価格と比べても、初期のハードルが低く設定されています。
提携クリニックでの対面診療を基本とし、全国39都道府県に展開しています。すきっ歯や出っ歯、ガタガタな歯並びなどに対応しています。
注意したいのは枚数制という仕組みです。症例によって必要な枚数が増え、総額は最大539,000円まで上がります。安さだけで判断せず、自分の症例での見積もりを確認してください。
まず前歯だけ整えたい方や、高額な矯正に踏み出せずにいた方にとって、試しやすい選択肢になるでしょう。
湘南美容クリニック|院内でホワイトニングまで相談しやすい

| 提供形態 | 美容クリニック(全国のSBC歯科・矯正歯科で提供) |
| 矯正費用(総額) | 303,000円〜528,000円(税込) |
| 料金の内訳 | クリアコレクトMINI 30.3万円/インビザラインGO 35.55万円/インビザラインモデレート 52.8万円(いずれも通常価格) |
| 治療期間の目安 | クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度 |
| 取扱装置 | クリアコレクト/インビザライン |
| 分割払い | クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜 |
| キャンペーン | モニター価格あり(MINI 28.8万円/GO 33.55万円/モデレート 49.8万円) |
- 全国展開のSBCグループで、マウスピース矯正を30.3万円(税込)から受けられる
- クリアコレクトとインビザラインの2種類を症例に応じて選べる
- モニター価格が用意されている一方、取扱プランは院ごとに異なる
湘南美容クリニックは、クリアコレクトとインビザラインを扱う美容クリニックです。マウスピース矯正の費用は303,000〜528,000円が目安です。
美容医療を幅広く手がける医院のため、矯正とあわせてホワイトニングの相談もしやすい環境です。ホワイトニングとの併用を考える方にとって、ワンストップで相談できる点は判断材料になります。
通院は開始直後が1ヶ月に1回、以降は2〜3ヶ月に1回程度です。クリアコレクトMINIやインビザラインGOは約4〜6ヶ月が目安とされています。
対応院は新宿・池袋・横浜・名古屋・大阪・福岡・仙台など全国に展開しています。重度の不正咬合や骨格的な問題がある症例は適応外となる点も押さえておきましょう。
マウスピース矯正ローコスト|あんしん補償とリテーナー対応

| 提供形態 | ブランド(全国24都道府県の提携歯科クリニックで診療。新宿・池袋には直営の専門クリニック) |
| 矯正費用(総額) | 176,000円〜660,000円(税込) |
| 料金の内訳 | ミニプラン17.6万円/ライトプラン33万円/スタンダードプラン55万円/プロプラン66万円(いずれも税込) |
| 治療期間の目安 | ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月。シミュレーション確認後 最短2週間で開始 |
| 初回検診料 | 無料〜(クリニックによっては発生する場合あり) |
| 処置料・調整料 | クリニックによって異なる(専門クリニックはプラン料金に含む) |
| リテーナー | ミニプランを除くプランは1セット無料。矯正終了後の製作・再製作は上下セット22,000円/片顎11,000円(税込) |
| 通院・経過確認 | LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック |
| 対応症例 | 軽度〜重度の乱れまで対応。拡大装置(拡大床)は使用しない |
| 保証 | あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件) |
| 分割払い | カード分割払い・デンタルローン(100回払い・手数料除く)でミニ月々1,760円〜/ライト3,300円〜/スタンダード5,500円〜/プロ6,600円〜。ローコストPay(最大36回・金利手数料0円)は月々4,888円〜 |
| 診療体制 | 監修医3名が製造工程まで監修。国内自社工場でマウスピースを製造 |
- プラン料金は17.6万円〜66万円(税込)で、平均治療期間は約1〜6ヶ月
- 全国24都道府県の提携歯科クリニックで受けられ、新宿・池袋には直営の専門クリニックがある
- 専門クリニックはプラン料金に検査・保定装置・処置料を含むが、提携クリニックは初回検診料や処置料が別途かかる場合がある
マウスピース矯正ローコストは、176,000〜660,000円の料金帯で、プランごとに期間の目安を示すブランドです。ミニは約1ヶ月、スタンダードは約4ヶ月が目安とされています。
特徴の1つが「あんしん補償制度」です。治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供します(ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。
POINT
矯正終了後のリテーナーは、ミニプランを除くプランで1セット無料です。
再製作は上下セット22,000円、片顎11,000円(税込)となっています。
日常管理はLINEで行い、定期的な通院で対面チェックを受ける運用です。全国24都道府県の提携歯科クリニックで受けられます。
ホワイトニングも相談したいときの医院の選び方
ホワイトニングも相談したいときの医院の選び方
矯正と並行してホワイトニングも考えるなら、医院選びの段階で確認しておきたい点があります。ここでは判断の軸を整理します。
なお本記事は特定のクリニックが運営するものではなく、独立した立場で各院の情報を整理・比較しています。
矯正とホワイトニングを院内で続けて頼めるか
まず確認したいのが、矯正を担当する医院でホワイトニングまで対応できるかです。院内で続けて頼めれば、別の医院を探す手間が省けます。
矯正専門の医院の場合、ホワイトニングは扱っていないこともあります。その場合は提携先を紹介してもらえるか聞いておくと安心でしょう。
追加費用(別途トレー代・精密検査料・リテーナー代)の透明性
矯正費用とホワイトニング費用は別会計になるのが一般的です。さらに、精密検査料やリテーナー代など、総額に含まれない費用もあります。
たとえば別途ホワイトニング用トレーを作る場合、そのトレー代が追加でかかります。どこまでが矯正の総額に含まれ、何が別料金なのかを事前に確認してください。
いずれも自由診療のため、金額は医院によって差があります。見積もりの段階で、追加費用まで含めた総支払額を提示してもらうとよいでしょう。
医院に確認したいことチェックリスト
通院前に質問を整理しておくと、面談で的確に相談できます。以下を確認してみてください。
- 矯正とホワイトニングを同じ医院で続けて受けられるか
- ホワイトニングを始める適切なタイミングはいつか
- 保定装置はトレー型か、ワイヤー型か
- リテーナーをホワイトニングに活用できるか、別途トレーが必要か
- 別途トレーの費用と制作期間はどれくらいか
- アタッチメント除去後の色むら対策はどうするか
- 矯正費用とホワイトニング費用を含めた総額はいくらか
インビザライン以外のマウスピース装置とメーカーの選び方
インビザライン以外のマウスピース装置とメーカーの選び方
ここまで紹介したブランド型とは別に、装置そのものを提供するメーカー型があります。代表がインビザライン、クリアコレクト、アソアライナーです。
メーカー型は全国一律の価格が存在せず、費用や担当医の実績は取扱医院によって変わります。価格ではなく「どこまで対応できるか」で位置づけるのが実態に合っています。

インビザライン(対応症例の広さと実績)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察 |
| 対応症例 | 部分矯正から全顎・複雑症例まで(適応は医院の診断による) |
| 実績 | 世界2000万人以上が治療(公式サイト・2026-08-13確認) |
- 部分矯正から全顎・抜歯を伴う症例まで対応できる適応範囲の広さ
- 世界2000万人以上が治療を受けた実績(公式サイト・2026-08-13確認)
- 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察を受けながら進められる
インビザラインは、米アライン・テクノロジー社が手がけるマウスピース矯正装置です。マウスピース矯正の代名詞として検索される存在でもあります。
最大の強みは対応症例の広さです。部分矯正から全顎矯正、抜歯を伴う複雑な症例まで対応でき、他ブランドが前歯中心や軽度〜中度に限定されるなかで適応範囲が広いのが特徴です。
実績面では、公式サイトに世界で2,000万人以上が治療を受けたと記載があります。症例実績を重視する方や、他ブランドで適応外と言われた方の選択肢になります。
出典: インビザライン公式サイト
取扱医院はインビザラインを扱う歯科医院で検査・診断を受けて探します。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認することが大切です。認定医・専門医は日本矯正歯科学会のサイトで検索できます。
クリアコレクト(症例に応じて選べるパッケージ)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院が管理 |
| 対応症例 | 複数のパッケージあり(適応は医院の診断による) |
- 症例に応じて複数のパッケージから選べる
- 取扱歯科医院が検査・診断から治療経過の管理までを行う
- 価格は取扱医院により異なるため、医院で総額を確認する必要がある
クリアコレクトは、米ストローマングループが提供するマウスピース矯正装置です。複数のパッケージを持ち、症例に応じて選べる構造になっています。
インビザラインと同じく装置メーカーのため、全国一律価格は存在しません。取扱医院の診断に基づいてパッケージが選ばれます。対応できる症例の幅も、医院の診断によって決まります。
かかりつけの医院がクリアコレクトを扱っている方や、インビザライン以外のメーカー装置も検討したい方に向いています。公表されている累計治療人数などの実績は確認できる範囲にとどめるのが無難です。
扱う医院は、取り扱い歯科医院で相談して探します。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認してください。
アソアライナー(前歯・後戻りへの特化)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院で診療 |
| 対応症例 | 前歯部分の歯列改善・矯正後の後戻りに特化 |
| 実績 | 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式) |
- 前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化
- 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
- 全顎矯正には向かないため、適応かどうかを医院で確認する
アソアライナーは、アソインターナショナルが提供するマウスピース矯正装置です。公式によると国内15,000件・世界65カ国に流通しています。
出典: アソアライナー公式サイト
この装置は前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化している点が特徴です。全顎矯正を掲げる他ブランドと異なり、適応が限定される分、目的が合う方には過剰な費用や期間を避けられます。
一方で、全顎矯正や抜歯を伴う難症例には向きません。以前の矯正後に後戻りした方や、前歯だけを部分的に整えたい方に合致します。
取扱医院は、この装置を扱う歯科医院で診療を受けて探します。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認し、認定医・専門医は日本矯正歯科学会のサイトで検索するとよいでしょう。
マウスピース矯正で気をつけたいこと|適応と総額に含まれない費用
マウスピース矯正で気をつけたいこと
矯正を始める前に、知っておきたい注意点があります。適応の限界や総額外の費用を先に把握しておくと、後悔を避けられます。
自分の歯並びは適応か(対応できる症例と外科が必要な症例)
マウスピース矯正は、すべての歯並びに対応できるわけではありません。日本矯正歯科学会のポジションステートメント(2022-07-15 第二版)は、適応を歯の移動量の少ない症例に限ると示しています。
出典: 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
骨格的な問題がある症例や、外科手術が必要な症例には適しません。成長途中の小児にも向かないとされています。
出典: 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
注意
配送だけで診察を省く形は、学会が問題視している点も覚えておきましょう。
自分の歯並びが適応かどうかは、歯科医師の診察を受けて判断してもらう必要があります。
出典: 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
総額に含まれない費用(精密検査料・リテーナー代・追加アライナー代)
ブランドが表示する総額には、含まれない費用があることが少なくありません。精密検査料、リテーナー代、追加アライナー代などが代表例です。
たとえばDPEARLは初診料3,300円が別途必要です。マウスピース再製作に6,600円(片顎)や11,000円(両顎)がかかる例もあります。
出典: DPEARL公式サイト
ホワイトニング用トレーを別途作る場合も、その費用が上乗せされます。表示総額だけでなく、追加費用を含めた実際の支払総額を確認してください。
ワイヤー矯正との違い(見た目・痛み・通院頻度・期間・費用)
マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外せるのが特徴です。食事や歯みがきのときに外せるため、日常の負担が少なくなります。
一方、ワイヤー矯正は対応できる症例の幅が広く、複雑な歯の移動にも向きます。見た目や痛みの感じ方、通院頻度、期間、費用はそれぞれ異なります。
どちらが合うかは歯並びや生活スタイルによります。両方の選択肢を提示してくれる医院で相談するとよいでしょう。
治療後の後戻りと保定(リテーナー)の必要性
矯正が終わっても、歯は元の位置に戻ろうとする性質があります。これを後戻りと呼び、防ぐために保定期間が欠かせません。
保定ではリテーナーを装着し、整った歯並びを安定させます。この期間はホワイトニングを始めるタイミングとも重なるため、計画の段階で医院と相談しておくと流れがスムーズです。
よくある質問(Q&A)
インビザラインとホワイトニングの併用を考える方から、よく寄せられる疑問をまとめました。
Q今使っているアライナーをそのままホワイトニングに使えますか?
原則すすめられません。アライナーは歯を動かす設計で、薬剤をためる余白がなく効果が安定しにくいためです。
加えてアタッチメント部分で薬剤が遮られ、色むらの原因になります。矯正後のリテーナー活用か、別途トレー作成を検討するとよいでしょう。
Q1日20時間の装着とホワイトニングの時間は両立できますか?
矯正中はアライナーの装着時間を優先する必要があり、同時進行はスケジュール面でも難しくなります。
ホワイトニングは、アタッチメント除去後の保定期間に行うのが現実的です。装着時間の制約が緩む時期に合わせると両立しやすくなります。
Q通院日にアタッチメント調整とホワイトニングは同日にできますか?
医院の運用によります。同日に対応できる医院もあれば、別日を案内する医院もあります。
歯の状態によっては、同日施術を避けたほうがよい場合もあります。通院前に医院へ確認しておくと予定が立てやすいでしょう。
Q別途トレーを作る場合の費用や期間はどのくらいですか?
費用や期間は医院によって異なり、ホワイトニングは自由診療のため一律の金額はありません。
トレーは歯型を採って作るため、作成に日数がかかります。正確な費用と制作期間は、通院先の医院に見積もりを依頼してください。
まとめ
インビザラインのアライナーを、そのままホワイトニング用トレーとして使うのは原則すすめられません。アライナーは歯を動かす設計でトレーとは形状が違い、アタッチメント部分では薬剤が均一に当たらないためです。
矯正と並行して歯を白くしたい場合は、矯正後半からアタッチメント除去後の保定期間にかけて始めるのが現実的です。トレー型リテーナーを活用する形か、別途ホワイトニング用トレーを作る形が一般的です。
医院選びでは、矯正とホワイトニングを院内で続けて頼めるか、追加費用が透明か、保定への切替を相談しやすいかを確認しましょう。矯正もホワイトニングも自由診療で、費用は医院や症例によって異なります。
この記事のチェックリストを手がかりに、通院先の医院へ同時進行の可否を相談してみてください。自分の保定装置のタイプとタイミングを確認したうえで進めれば、色むらや追加費用の不安を抑えて歯の白さに取り組めるはずです。
この記事の出典
※本記事に記載の料金は2026年10月10日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。

