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インビザラインで八重歯は治る?抜歯の要否と軽度・重度の境界線【2026年最新】

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梶 敬太

監修2026年8月 監修

梶 敬太

歯科医師/矯正アドバイザー

医療法人社団 新心会

2011年愛知学院大学歯学部卒業、2012年愛知学院大学附属病院研修修了。2012年より愛知県内の矯正専門歯科医院にて小児矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正を主任矯正医として担当。2016年〜2025年 医療法人スワン会 矯正指導医。2023年より医療法人社団 新心会 矯正アドバイザー。Tweed Foundation Course 修了。

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監修範囲:本記事のうち医学的な記述について監修を受けています。料金・掲載順位等の編集判断は当サイトによるものです。

冨田 和志

統括監修

冨田 和志

歯科医師/医療法人社団 新心会 理事長

明海大学歯学部卒業。明海大学病院、優歯科クリニック勤務、北上尾歯科の副院長を経て、2015年に新心会グループ最初のクリニックを開院。

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歯科医院のカウンセリングで「八重歯は犬歯が歯列から大きく外れているので、インビザラインでは難しいかもしれません」と言われ、帰宅後にもやもやした気持ちが残っている方もいるのではないでしょうか。

八重歯は、犬歯が本来の位置から前や外側にはみ出した状態です。歯を動かす距離が長くなりやすく、他の歯並びよりも難しいと言われます。

マウスピース矯正で本当に対応できるのか、それとも抜歯やワイヤー矯正が必要になるのか。判断の基準がわからないままだと、次の受診でどう質問すればよいかも見えてきません。

結論から言えば、治せるかどうかは診断次第です。ただし「軽度なら非抜歯で対応できる場合がある」「スペース不足が大きければ抜歯やIPRで隙間をつくる」「骨格的な要因が強ければワイヤーが適する」という大まかな境界線は、受診前でも把握できます。

この記事では、重症度別の対応可否、費用相場と追加費用、ブランドの選び方、そして他院で断られたときの動き方までを整理します。自分のケースの当たりをつけ、納得して相談に進むための材料にしてください。

記事の要約
項目おすすめスマイルモア矯正Zenyumウィ・スマイル矯正
画像スマイルモア矯正Zenyumウィ・スマイル矯正
総額(最安)187,000円(税込)〜300,000円(税込)〜231,000円(税込)〜
精密検査料ー22,000円(税込)〜ー
初診・相談料無料無料無料
特徴
  • 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
  • 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
  • 主に前歯6本が対象のため、奥歯を含む全体矯正には向かない
  • ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
  • 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
  • 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
  • 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
  • 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
  • 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい
詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る
  • 八重歯の対応可否は軽度・中等度・重度で変わり、最終判断は歯科医師の診断次第
  • スペース不足が大きい場合は抜歯・IPRで隙間をつくる処置が必要
  • 骨格的要因が強いケースはワイヤー矯正が適する場合がある
  • ブランド型6選・メーカー型3種を適応範囲と費用の透明性で比較
目次

八重歯はインビザラインで治せる?軽度・中等度・重度で変わる判断の境界線

八重歯はインビザラインで治せる?軽度・中等度・重度で変わる判断の境界線

八重歯の矯正で最初に知っておきたいのは、「治せるか治せないか」が一律に決まるものではないという点です。歯の重なり具合や、歯を並べるスペースが足りているかどうかで、答えは変わります。

八重歯の矯正可否を示す3段階の境界線インフォグラフィック。左から「軽度:犬歯のはみ出しが小さい→非抜歯のマウスピース矯正で対応できる場合あり」「中等度:重なりが大きくスペース不足→IPRや抜歯を検討」「重度:犬歯が大きく外れ骨格的要因あり→抜歯・ワイヤー矯正が選択肢」の3ブロックを矢印でつなぐ。各ブロックに歯列と犬歯の位置を示す簡易イラストを添える

おおまかには3つの境界線があります。軽度なら非抜歯のマウスピース矯正で対応できる場合があり、スペース不足が大きければ抜歯やIPRで隙間づくりが必要です。

そして、顎の骨格そのものに原因がある場合は、ワイヤー矯正の方が適することがあります。まずは自分がどのレベルに近いのか、目安をつかんでみましょう。

重症度別の対応可否マトリクス(軽度・中等度・重度)

以下は、八重歯の重症度ごとの対応傾向を整理した早見表です。あくまで一般的な目安であり、実際の可否は精密検査による診断で決まります。

重症度状態の目安マウスピース矯正の傾向処置の可能性
軽度犬歯のはみ出しが小さく、スペース不足もわずか非抜歯で対応できる場合があるIPRのみで済むことがある
中等度重なりがやや大きく、スペース不足が目立つIPRや部分的な工夫で対応を検討IPR+場合により抜歯を検討
重度犬歯が大きく外れ、骨格的要因も絡む適応外と判断されることがある抜歯やワイヤー矯正が選択肢

この表はあくまで傾向です。同じ「中等度」でも、歯を並べるスペースがどれだけ足りないかで判断は分かれます。

自分では軽度だと思っていても、検査で中等度以上と診断されることは珍しくありません。重症度の自己判断には限界がある点を踏まえておきましょう。

犬歯が動かしにくいと言われる構造的な理由

八重歯の主役である犬歯は、歯の中でも動かしにくい歯とされています。

犬歯は歯の中でも動かしにくい歯とされ、移動には時間がかかりやすいと言われます。力のかけ方にも繊細さが求められます。

マウスピース矯正は、歯の表面に樹脂の突起(アタッチメント)を付けて力を伝える仕組みです。歯冠が歯列から大きく外れた八重歯では、この力がうまく伝わりにくいことがあります。

だからこそ、八重歯の症例を多く扱ってきた医院かどうかが判断の分かれ目になります。難度の高い歯だからこそ、診断の精度が結果を左右するのです。

八重歯矯正にかかる費用相場の早見表|総額と追加費用を分けて確認

費用を考えるうえで押さえたいのは、「表示されている総額」と「それ以外にかかる費用」を分けて見ることです。マウスピース矯正は自由診療のため、価格は医院やブランドによって異なります。
出典: 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは(日本矯正歯科学会)

マウスピース矯正は自由診療のため、保険適用外です。

まずは治療の種類別の相場を確認しましょう。八重歯のように難度が上がると、プランのグレードや期間が上がりやすい点も意識しておくとよいでしょう。

治療の種類費用目安(税込)治療期間の目安八重歯への対応傾向
部分的なマウスピース矯正約99,000円〜約2〜6ヶ月軽度向け(前歯中心)
全体のマウスピース矯正約30万〜69万円程度約6〜18ヶ月中等度まで対応を検討
メーカー型(インビザライン等)医院により異なる症例により変動抜歯を伴う難症例まで対応可

金額に幅があるのは、プランのグレードや対応する歯の本数が異なるためです。インビザラインなどのメーカー型は全国一律価格が存在せず、取扱医院が費用を決めます。
出典: 主要ブランドの総額レンジ(各社公式サイト)

総額に含まれにくい追加費用(検査料・調整料・保定装置代)

表示総額だけを見て判断すると、実際の支払い額との差に驚くことがあります。総額に含まれない費用を事前に確認しておきましょう。

ブランドによっては精密検査料が別途かかります。たとえばZenyumは、総額とは別に提携院での精密検査費が22,000円(税込)発生します。

DPEARLは初診料3,300円(税込)が別途必要です。治療が計画どおりに進まなかった場合の再製作費も、ブランドによって条件が異なります。
出典: 総額に含まれない主な追加費用(DPEARL公式サイト)

加えて、八重歯特有の費用が抜歯費用とIPR費用です。スペース不足を解消するために処置が必要になれば、そのぶん総額は上がります。

見積もりを受ける際は、検査料・調整料・保定装置(リテーナー)代・抜歯/IPR費用まで含めた総支払額を確認するのがおすすめです。

医療費控除・デンタルローンで負担を抑えるには

矯正費用は高額になりがちですが、負担を抑える制度もあります。その一つが医療費控除です。

国税庁の案内によると、年齢や目的から矯正が必要と認められる場合は医療費控除の対象になります。

一方で、容ぼうを美化する目的の矯正は対象外です。
出典: No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例(国税庁)

八重歯が噛み合わせに影響している場合などは対象になり得ますが、判断は個別事情によります。還付額の試算は断定できないため、税務署や税理士に確認するとよいでしょう。

月々の支払いを抑えたい場合は、デンタルローンや分割払いという選択肢もあります。ただしデンタルローンは、信販会社が立替払をした年が控除対象で、金利・手数料相当分は対象外です。
出典: No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例(国税庁)

分割払いは総支払額が総額を上回る点にも注意しましょう。月額だけでなく、回数と総支払額をあわせて確認することが大切です。
出典: 分割払いの月額例(Oh my teeth公式サイト)

八重歯のマウスピース矯正ブランドの選び方|確認したい5つのポイント

八重歯のように難度が高い症例では、ブランドの知名度よりも「自分のケースにきちんと向き合ってくれるか」が重要になります。ここでは確認しておきたい観点を整理します。

なお本記事は特定のクリニックが運営するものではなく、独立した立場で各院の情報を整理・比較しています。

八重歯・犬歯症例の実績と抜歯要否の説明の具体性

犬歯は動かしにくい歯のため、症例経験の差が診断に表れやすい部分です。八重歯や犬歯の治療をどれだけ扱ってきたかを確認するとよいでしょう。

特に、抜歯が必要かどうかの説明がどれだけ具体的かは重要な手がかりです。スペース不足の程度や処置の選択肢まで踏み込んで説明してくれる医院は、判断の根拠を共有してくれていると考えられます。

骨格性か歯槽性かを正直に見極めワイヤーへ切り替える姿勢

八重歯の原因が歯の生え方(歯槽性)なのか、顎の骨格(骨格性)なのかで、適した治療は変わります。骨格的要因が強い場合は、マウスピースよりワイヤー矯正が適することがあります。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(日本矯正歯科学会)

ここで大切なのは、適応外のケースを無理に引き受けず、正直にワイヤー矯正を提案してくれるかどうかです。できないことをできると言わない姿勢こそ、信頼できる判断材料になります。

総額費用の透明性とシミュレーションの精度

見積もりの段階で、検査料・調整料・保定装置代・抜歯/IPR費用まで内訳を示してくれるかを確認しましょう。総額だけの提示では、後から費用が膨らむ不安が残ります。

あわせて、治療後の歯並びを見せるシミュレーションの精度も目安になります。八重歯がどこまで動くのかを事前に共有してもらえると、期待と結果のずれを減らせるでしょう。

八重歯に対応するマウスピース矯正ブランド6選|特徴を比較

項目スマイルモア矯正Zenyumウィ・スマイル矯正キレイライン矯正湘南美容歯科マウスピース矯正ローコスト
総額(税込)187,000円〜429,000円(税込)300,000円〜630,000円(税込)231,000円〜880,000円(税込)99,000円〜539,000円(税込)303,000円〜953,500円(税込)176,000円〜660,000円(税込)
精密検査料ー22,000円(税込)〜ーーークリニックにより異なる
初診・相談料無料無料無料ーー無料〜(クリニックにより異なる)
リテーナー代ーーーーー22,000円(税込)〜
治療期間最短3ヶ月(個人差あり)ゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ月3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)約2〜12ヶ月(症例による)クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインGOplus・インビザラインモデレート 約6ヶ月〜1年/クリアコレクトUnlimited 3・インビザラインフル3 約1〜2年/インビザラインフル5 約1〜3年(平均治療期間)ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月(シミュレーション確認後 最短2週間で開始)
通院頻度ー提携院で精密検査、専用アプリで装着状況と進捗を管理ー提携クリニックで対面診療4〜8週間ごとに通院して経過観察(通院間隔は医師と相談して調整可能)LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック
対応症例主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能)クリア=軽中度(上下最大20本・最大15枚)/クリア・プラス=重度(上下すべての歯・最大25枚)/クリア・プラス+=複雑症例(セット数無制限)。抜歯や固定器具を併用するウルトラは料金非公表叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり)出っ歯(上顎前突)・すきっ歯・ガタガタした歯並び(叢生)・八重歯・口元の突出など(軽度〜重度難症例まで、症例により可否を判断)軽度〜重度の乱れまで対応(すきっ歯・出っ歯は最短1ヶ月のミニプラン、他社で断られたガタガタな歯並びも相談可)。拡大装置(拡大床)は使用しない
保証ーーーーーあんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。矯正終了後のリテーナーはミニプランを除くプランで1セット無料、再製作は上下セット22,000円・片顎11,000円(税込)
支払い方法デンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜)最大84回払い(月5,400円〜)分割払い(8回・12回コース 月額3,000円〜、18回 4,310円〜、24回 5,500円〜。分割手数料は別途)デンタルローン・クレジットカード・現金/振込(18歳以上、高校生を除く。詳細は提携クリニックにより異なる)現金・デビットカード・クレジットカード・分割払い(クリアコレクトMINI 288,000円(税込)を分割払い(初回5,417円)、月々3,200円〜)カード分割払い・デンタルローン(100回払い。手数料除く)/ローコストPay(分割最大36回・金利手数料0円、月々4,888円〜)

ここからは、八重歯の相談先として検討できるブランド型のマウスピース矯正を紹介します。掲載順は当サイトの紹介順で、優劣を評価したものではありません。

いずれも自由診療で、価格は医院により異なります。八重歯が適応かどうかは、各ブランドとも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。

スマイルモア矯正|前歯中心で始めやすい

スマイルモア矯正公式サイト
提供形態ブランド(全国の提携歯科医院で診療)
矯正費用(総額)187,000円〜429,000円(税込)※1
料金の内訳軽度 18.7万円/中度 33万円/重度 42.9万円(いずれも税込)※1
治療期間の目安最短3ヶ月(個人差あり)※2
対応症例前歯の部分矯正から奥歯を含む全顎矯正まで幅広く対応
実績提携医院総患者数17万人※3
保証安心保証あり ※ご契約プランによって保証内容は異なります
初回カウンセリング0円
分割払いデンタルローン(軽度 月々約3,000円〜※4/中度 約4,400円〜※5/重度 約5,700円〜※6)

※1 総額18.7〜42.9万円。症状やご希望の治療内容によっては、この範囲を超える費用が発生する場合がございます。
※2 治療効果や治療期間には個人差があります。なお、一般的な治療期間は3ヵ月〜1年程度です。治療後リテーナーを最低1年間は1日20時間以上装着する必要があります。
※3 2020年11月〜2025年9月提携院の総患者数(スマイルモア矯正以外も含む)
※4 デンタルローンを利用して17万円(税込18.7万円)を頭金なし・78回払いで支払う場合の分割支払金額となります。
※5 デンタルローンを利用して30万円(税込33万円)を頭金なし・96回払いで支払う場合の分割支払金額です。
※6 デンタルローンを利用して39万円(税込42.9万円)を頭金なし・96回払いで支払う場合の分割支払金額です。重度症例の場合、個別見積もりの上最大100万円程度となる可能性があります。費用は歯並び・症状・適用される治療方法等によって異なります。

  • 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
  • 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
  • 前歯の部分矯正から奥歯を含む全顎矯正まで幅広く対応
  • 安心保証あり(※ご契約プランによって保証内容は異なります)

スマイルモア矯正は、主に前歯6本を対象とした部分矯正に力を入れているブランドです。費用は187,000円〜429,000円で、初回相談は無料です。

治療期間は最短3ヶ月(個人差あり)とされ、全国29都道府県に214院を展開しています。下の歯の矯正にも対応している点が特徴です。

POINT

全国29都道府県に214院を展開しています。

前歯中心の設計のため、軽度の八重歯で見た目を整えたい方に合いやすいでしょう。一方、犬歯が大きく外れた重度のケースは、適応かどうかを診断で見極める必要があります。

支払いはデンタルローンに対応し、軽度なら月々約3,000円〜から始められます。予約の取りやすさや説明の丁寧さに関する声も見られます。

Zenyum|月々の負担を抑えやすい分割払い

Zenyum公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)300,000円〜630,000円(税込)
料金の内訳ゼニュムクリア30万円/クリア・プラス54.5万円/クリア・プラス+63万円。別途、精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
治療期間の目安クリア約4ヶ月/プラス約7ヶ月/プラス+約10ヶ月
通院・経過確認提携院で検査、アプリで経過確認(アライナー交換は10日ごと)
対応症例すきっ歯・叢生・クロスバイト・出っ歯・オープンバイトなど(上位プランほど対応範囲が広い)
分割払い最大84回払い(月5,400円〜)
  • ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
  • 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
  • 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う

Zenyumは、月々の負担をおさえやすい分割払いが特徴のブランドです。最大84回払いで、月5,400円〜から始められます。

プランは症状に応じて分かれ、ゼニュムクリアが約4ヶ月、クリア・プラスが約7ヶ月、クリア・プラス+が約10ヶ月の治療期間です。複雑な症例に向けたプランも用意されています。

注意

総額とは別に精密検査費が22,000円(税込)かかる点です。

月額だけで判断すると、総支払額を少なく見積もってしまいます。

まず負担を抑えて始めたい方に向いていますが、八重歯の適応可否は提携院での精密検査で確認する流れです。無料のオンライン診断は所要2分で受けられます。

ウィ・スマイル矯正|調整料込みで試しやすい

ウィ・スマイル矯正公式サイト
提供形態ブランド(全国100院以上の提携歯科医院で診療)
矯正費用(総額)231,000円〜880,000円(税込)
料金の内訳8回23.1万円/12回35.2万円/18回51.7万円/24回66万円/30回88万円(1回コース1,650円のお試しあり)
治療期間の目安3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)
通院・経過確認提携歯科医院で対面診療
対応症例叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応
初診料・調整料いずれも0円(調整料は治療費に含む)
分割払い8回・12回コース 月額3,000円〜/18回 4,310円〜/24回 5,500円〜(分割手数料は別途)
  • 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
  • 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
  • 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい

ウィ・スマイル矯正は、調整料が治療費に含まれ0円で、追加の調整費を気にせず続けやすいブランドです。1回コース1,650円(税込)で試せる仕組みもあります。

費用は231,000円〜880,000円で、部分矯正から全体矯正まで対応しています。叢生や出っ歯、受け口など幅広い歯並びが対象です。

治療期間は平均3〜11ヶ月(個人差あり)とされ、全国23都道府県に105院を展開しています。分割払いは月額3,000円〜から選べます。

通院のしやすさや費用のわかりやすさを重視したい方に向いているでしょう。八重歯への対応可否は、初回の診断で確認してください。

キレイライン矯正|前歯から始めやすい価格設定

キレイライン矯正公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)99,000円〜539,000円(税込)
料金の内訳20枚9.9万円/52枚24.2万円/160枚42.9万円/枚数無制限53.9万円(参考価格・クリニックにより異なる)
治療期間の目安約2〜12ヶ月(症例による)
通院・経過確認提携クリニックで対面診療
対応症例すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり)
  • 20枚9.9万円から始められ、矯正の初期費用を抑えやすい
  • 提携クリニックで歯科医師の対面診療を受けられる
  • 枚数無制限プランは53.9万円。症例により総額が変わる点は要確認

キレイライン矯正は、始めやすい価格が特徴のブランドです。参考価格は99,000円からで、他ブランドの最低価格と比べて初期のハードルが低く設定されています。

累計13.6万人の実績があり、全国39都道府県の提携クリニックで対面診療を受けられます。すきっ歯や出っ歯、ガタガタな歯並びなどが対象です。

ただし枚数制のため、症例によって総額が上がる点には注意が必要です。枚数無制限プランは539,000円で、八重歯の程度によっては費用が変動します。

まず前歯だけ整えたい方や、高額な矯正に踏み出せずにいる方の入り口として機能します。症状が強い場合は適応外となる注記もあるため、診断での確認が欠かせません。

湘南美容歯科|八重歯を適応症例として明記

湘南美容歯科公式サイト
提供形態美容クリニック(全国の湘南美容歯科で提供)
矯正費用(総額)303,000円〜953,500円(税込)
料金の内訳クリアコレクトMINI 30.3万円/インビザラインGO(片顎)31.5万円・(両顎)35.55万円/インビザラインGOplus 44.7万円/インビザラインモデレート 52.8万円/クリアコレクトUnlimited 3 65万円/インビザラインフル3 71.35万円/インビザラインフル5 95.35万円(いずれも通常価格)
治療期間の目安軽度(クリアコレクトMINI・インビザラインGO)約4〜6ヶ月/中等度(インビザラインGOplus・インビザラインモデレート)約6ヶ月〜1年/重度(クリアコレクトUnlimited 3・インビザラインフル3)約1〜2年/重度難症例(インビザラインフル5)約1〜3年(いずれも平均治療期間)
通院・経過確認4〜8週間ごとに通院して経過観察(通院間隔は医師と相談して調整可能)
取扱装置クリアコレクト/インビザライン
分割払い月額3,200円〜(最大120回払い)※クリアコレクトMINI 288,000円(税込)を分割払い(初回5,417円)、月々3,200円払う場合
キャンペーンモニター価格あり(クリアコレクトMINI 28.8万円/インビザラインGO(両顎)33.55万円/インビザラインモデレート 49.8万円など。適応審査あり・取扱いのない院あり)
  • 全国展開の湘南美容歯科で、マウスピース矯正を30.3万円(税込)から受けられる
  • 業界シェアトップ2社のマウスピース正規品を使用
  • モニター価格が用意されている一方、モニターの取扱いがない院もある

湘南美容歯科は、八重歯を適応症例として公式に明記しているブランドです。クリアコレクトとインビザラインの装置を扱っています。

費用は303,000円〜953,500円で、治療期間はプランにより約4ヶ月〜3年です。すきっ歯や出っ歯、受け口、ガタガタした歯並びなど幅広い症例に対応しています。

注意

重度の不正咬合や顎の骨格の問題がある場合は適応外とされています。

八重歯でも骨格的要因が強いケースは、診断で見極めが必要です。

通院は4〜8週間ごとです。全国の主要都市に院があり、モニター価格も用意されています。

マウスピース矯正ローコスト|他社で断られた症例も相談可

マウスピース矯正ローコスト公式サイト
提供形態ブランド(全国24都道府県の提携歯科クリニックで診療。新宿・池袋には直営の専門クリニック)
矯正費用(総額)176,000円〜660,000円(税込)
料金の内訳ミニプラン17.6万円/ライトプラン33万円/スタンダードプラン55万円/プロプラン66万円(いずれも税込)
治療期間の目安ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月。シミュレーション確認後 最短2週間で開始
初回検診料無料〜(クリニックによっては発生する場合あり)
処置料・調整料クリニックによって異なる(専門クリニックはプラン料金に含む)
リテーナーミニプランを除くプランは1セット無料。矯正終了後の製作・再製作は上下セット22,000円/片顎11,000円(税込)
通院・経過確認LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック
対応症例軽度〜重度の乱れまで対応。拡大装置(拡大床)は使用しない
保証あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)
分割払いカード分割払い・デンタルローン(100回払い・手数料除く)でミニ月々1,760円〜/ライト3,300円〜/スタンダード5,500円〜/プロ6,600円〜。ローコストPay(最大36回・金利手数料0円)は月々4,888円〜
診療体制監修医3名が製造工程まで監修。国内自社工場でマウスピースを製造
  • プラン料金は17.6万円〜66万円(税込)で、平均治療期間は約1〜6ヶ月
  • 全国24都道府県の提携歯科クリニックで受けられ、新宿・池袋には直営の専門クリニックがある
  • 専門クリニックはプラン料金に検査・保定装置・処置料を含むが、提携クリニックは初回検診料や処置料が別途かかる場合がある

マウスピース矯正ローコストは、他社で断られたガタガタな歯並びも相談できる点を掲げるブランドです。軽度から重度の乱れまで対応するとしています。

費用は176,000円〜660,000円で、プランはミニ(約1ヶ月)からプロ(約6ヶ月)まで段階的に分かれています。LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェックを受ける運用です。

POINT

ローコストPayで月々4,888円〜、分割最大36回・金利手数料0円に対応しています。

あんしん補償制度があり、計画どおりに進まなかった場合にシミュレーションとマウスピース製作を1回無料で提供します(対象プランと歯科医師の判断が条件)。

他院で難しいと言われた八重歯の相談先として検討しやすいでしょう。

装置そのもので選ぶなら|メーカー型の特徴と扱う医院の探し方

ここまではブランド型を紹介しましたが、インビザラインのように装置そのもので検討する選び方もあります。メーカー型は装置の製造元があり、それを扱う医院を自分で選ぶ構造です。

ブランド型とメーカー型の違いを示す比較イラスト。左に「ブランド型(キレイライン・Zenyum等):運営会社がプラン・料金を統一、提携院で診療」右に「メーカー型(インビザライン・クリアコレクト・アソアライナー):装置の製造元があり、取扱医院が料金を個別に決定」を対比。矢印で患者→医院選びの流れを示す

メーカー型には全国一律価格が存在しません。費用も担当医の実績も、取扱医院によって変わる点をまず押さえておきましょう。
出典: 主要ブランドの総額レンジ(各社公式サイト)

インビザライン|対応症例の幅が最も広い世界最大手

インビザライン公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院で検査・診断・定期診察
対応症例部分矯正から全顎・複雑症例まで(適応は医院の診断による)
実績世界2000万人以上が治療(公式サイト・2026-08-13確認)
  • 部分矯正から全顎・抜歯を伴う症例まで対応できる適応範囲の広さ
  • 世界2000万人以上が治療を受けた実績(公式サイト・2026-08-13確認)
  • 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察を受けながら進められる

インビザラインは、米国のアライン・テクノロジー社が製造するマウスピース型矯正装置です。マウスピース矯正を検討する多くの人が、最初に名前を目にするブランドでしょう。

最大の特徴は、対応できる症例範囲の広さです。部分矯正から全顎矯正、抜歯を伴う複雑な症例まで、取扱歯科医院の診断のもとで幅広く対応できます。

八重歯のように犬歯が大きく外れたケースでも、医院の診断次第で選択肢になり得ます。他ブランドが前歯中心や軽度〜中度に限定されるのに対し、適応の幅の広さが判断材料になります。

公式サイトによると、世界で2,000万人以上が治療を受けた実績があります。この実績の多さも、難症例を相談する際の安心材料になるでしょう。
出典: インビザラインの世界累計治療実績(インビザライン公式サイト)

費用は取扱医院が決めるため、金額は医院ごとに確認が必要です。同じ装置でも、医院によって総額も担当医の症例数も変わります。

医院を探す際は、八重歯や犬歯の症例数と総額の内訳を必ず確認してください。治療実績のある歯科医師かどうかは、日本矯正歯科学会のサイト(https://www.jos.gr.jp/)で認定医・専門医を検索して調べられます。
出典: 認定医・専門医・指導医の検索(日本矯正歯科学会)

クリアコレクト|取扱医院でパッケージを選べる

クリアコレクト公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院が管理
対応症例複数のパッケージあり(適応は医院の診断による)
  • 症例に応じて複数のパッケージから選べる
  • 取扱歯科医院が検査・診断から治療経過の管理までを行う
  • 価格は取扱医院により異なるため、医院で総額を確認する必要がある

クリアコレクトは、米国のストローマングループが製造する装置です。複数のパッケージを持ち、症例に応じて取扱医院が選ぶ仕組みになっています。

インビザラインと同じくメーカーのため、全国一律価格は存在しません。費用は取扱医院の診断と選ばれるパッケージによって決まります。

かかりつけ医院がクリアコレクトを扱っている場合や、インビザライン以外の装置も検討したい場合の選択肢になります。八重歯への適応はパッケージと診断によります。

この装置も、医院ごとに費用と担当医の症例数を確認することが欠かせません。認定医・専門医の検索は日本矯正歯科学会のサイトを活用するとよいでしょう。
出典: 認定医・専門医・指導医の検索(日本矯正歯科学会)

アソアライナー|前歯部分と後戻り対応に特化

アソアライナー公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院で診療
対応症例前歯部分の歯列改善・矯正後の後戻りに特化
実績国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
  • 前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化
  • 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
  • 全顎矯正には向かないため、適応かどうかを医院で確認する

アソアライナーは、アソインターナショナルが製造・提供する国産の装置です。公式によると国内で15,000件、世界65カ国に流通しています。
出典: アソアライナー(アソインターナショナル公式サイト)

特徴は、前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化している点です。以前の矯正後に歯が戻ってしまった方や、前歯だけを部分的に整えたい方に目的が合致します。

一方で、全顎矯正には向きません。犬歯が大きく外れた八重歯を全体的に動かすようなケースでは、適応が限定される点を理解しておく必要があります。

取扱歯科医院で診療を受ける仕組みのため、適応かどうかは医院の診断によります。前歯中心の目的が合う場合に検討したい装置です。

この装置でも、医院ごとに費用と症例数を確認してください。認定医・専門医は日本矯正歯科学会のサイトで検索できます。
出典: 認定医・専門医・指導医の検索(日本矯正歯科学会)

八重歯はどこまで対応できる?マウスピース矯正の適応と適応外

八重歯の相談で最も気になるのが、「自分のケースはどこまで対応できるのか」という点でしょう。ここでは適応の範囲を、公的な基準にもとづいて整理します。

マウスピース矯正の適応・適応外を示す早見チャート。「適応になりやすい:歯の移動量が少ない軽度症例、前歯中心のすきっ歯・軽い八重歯」「適応外になりやすい:骨格的な問題がある症例、小児、重度の不正咬合、スペース不足が大きいケース」を2カラムで対比。下部に「最終判断は精密検査による歯科医師の診断」と注記

日本矯正歯科学会のポジションステートメント(2022-07-15・第二版)では、マウスピース型矯正装置の適応は歯の移動量の少ない症例に限られるとされています。小児や骨格的な問題のある症例には適さないことも示されています。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(日本矯正歯科学会)

この記事で扱うブランドは、いずれも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。自己判断で可否を決めず、必ず診断を受けることが前提になります。

なお、来院型とオンライン管理型のいずれであっても、初回の歯科医師による検査・診断は必須です。診察なしでアライナーのみが届く形態は、学会が問題として指摘しています。

抜歯・IPRが必要になるスペース不足の目安

八重歯は、犬歯を並べるスペースが足りていない状態であることが多いものです。このスペース不足をどう解消するかが、処置の分かれ目になります。

不足がわずかなら、IPR(歯の側面をごくわずかに削って隙間をつくる処置)で対応できる場合があります。削る量は限られるため、軽度のケースで選ばれやすい方法です。

一方、スペース不足が大きい場合は、抜歯で隙間を確保する判断になることがあります。どちらが必要かは、歯の重なり具合と顎のスペースを精密に測って決まります。

この判断はミリ単位の見極めが求められるため、自己判断には限界があります。精密検査で具体的な数値を示してもらうのが確実です。

骨格性が強くワイヤー矯正が適するケース

八重歯の原因が歯の生え方にある場合は、歯槽性と呼ばれます。これに対し、顎の骨格そのものにずれがある場合は骨格性です。

骨格性の要因が強いケースでは、マウスピース矯正だけでは対応が難しいことがあります。歯を並べるだけでは根本の噛み合わせが整わないためです。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(日本矯正歯科学会)

このような場合は、力のかけ方に自由度の高いワイヤー矯正が適することがあります。症例によっては外科的な処置を併用する判断もあり、ここは診断なしには決められません。

他院で非対応と言われたときのセカンドオピニオンの受け方

一つの医院でインビザライン非対応と言われても、それだけで選択肢がなくなるわけではありません。八重歯や犬歯の症例経験は医院によって差があり、判断が分かれることもあります。

セカンドオピニオンを受ける際は、八重歯・犬歯の症例数が多い医院を選ぶとよいでしょう。抜歯要否や骨格要因について、具体的に説明してくれるかも確認したい点です。

相談時には「抜歯なしで治せる可能性はあるか」「骨格性か歯槽性か」を質問すると、判断の根拠を引き出しやすくなります。すでに受けた検査データが使えるかも、あわせて尋ねておきましょう。

ウィ・スマイル矯正が気になる方は、公式サイトで詳細を確認しましょう。

ワイヤー矯正と比べて八重歯の治療はどう違う?

八重歯の治療を検討するうえで、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを押さえておくと判断しやすくなります。それぞれに向き・不向きがあります。

項目マウスピース矯正ワイヤー矯正
見た目透明で目立ちにくい装置が見えやすい(裏側タイプを除く)
取り外し食事・歯磨き時に外せる自分では外せない
難症例への対応適応に限りがある複雑な症例にも対応しやすい
通院頻度ブランドにより通院を抑えやすい定期的な調整通院が必要

見た目を重視したい方や、食事や歯磨きのしやすさを求める方には、取り外せるマウスピース矯正が向いています。装置が目立たない点は大きな利点でしょう。

一方、八重歯のように犬歯が大きく外れた難度の高い症例では、力のかけ方に自由度のあるワイヤー矯正が選ばれることがあります。歯を大きく動かす必要がある場合に適しています。

どちらが自分に合うかは、八重歯の重症度と骨格要因によって変わります。両方の選択肢を提示してくれる医院で相談すると、納得して判断しやすくなります。

八重歯矯正で後悔しないために知っておきたい注意点

八重歯の矯正を始める前に、先に知っておきたいリスクがあります。あとから「聞いていなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。

抜歯・IPRは後戻りできない処置である点

八重歯のスペース不足を解消するための抜歯やIPRは、いずれも元に戻せない処置です。一度削った歯や抜いた歯は、治療後に戻すことができません。

だからこそ、処置の必要性と範囲について、施術前に十分なカウンセリングを受けることが大切です。納得できない点があれば、その場で質問しておきましょう。

八重歯は後戻りしやすい|保定(リテーナー)の重要性

八重歯は、治療後に後戻りしやすい歯並びとされています。犬歯は動かしにくいぶん、整えた後も元の位置に戻ろうとする力が働きやすいためです。

この後戻りを防ぐのが、保定装置(リテーナー)です。矯正が終わった後も一定期間装着し、動かした歯の位置を安定させます。

保定を怠ると、せっかく整えた歯並びが戻ってしまうことがあります。治療期間だけでなく、保定期間まで含めて計画を考えておくとよいでしょう。

治療開始後に抜歯要否が変わった場合の費用・契約変更

治療を進めるなかで、当初の計画から抜歯要否が変わることがあります。歯の動きを見て、追加の処置が必要と判断される場合です。

この場合、追加費用や契約内容の変更が生じることがあります。開始前に「計画が変わったらどうなるか」を確認し、費用の扱いを書面で把握しておくと安心です。

八重歯のインビザライン矯正に関するよくある質問(Q&A)

Q軽度の八重歯でも抜歯が必要になることはありますか?
A

軽度でも、歯を並べるスペースが足りなければ抜歯が検討されることがあります。見た目の重なりが小さくても、顎のスペースとのバランス次第です。

多くの場合はIPRで対応できますが、最終的な判断は精密検査によります。自己判断では決められない部分です。

Q他院でインビザライン非対応と言われましたが選択肢はありますか?
A

一つの医院の判断がすべてではありません。八重歯・犬歯の症例経験は医院により差があり、別の医院で対応可能とされることもあります。

セカンドオピニオンを受ける際は、八重歯の症例数が多く、抜歯要否を具体的に説明してくれる医院を選ぶとよいでしょう。

Q八重歯は治療後に後戻りしやすいですか?
A

八重歯は後戻りしやすい歯並びとされています。犬歯が元の位置に戻ろうとする力が働きやすいためです。

後戻りを防ぐには、治療後のリテーナー装着が欠かせません。保定期間を含めた計画で考えておきましょう。

QIPR(歯を削る処置)で見た目や知覚過敏に影響はありますか?
A

IPRで削る量は限られており、歯の側面を整える処置とされています。削る量や影響の程度には個人差があり、不可逆な処置である点を踏まえ、事前に歯科医師へ確認することが大切です。

ただし削る処置である以上、知覚過敏などの反応が出ないか気になる場合は、事前に歯科医師へ相談しておくと安心です。

Q他院で受けた検査データは転院先で使えますか?
A

CTや口腔スキャンのデータを引き継げるかは、医院の方針によって異なります。転院先で再検査が必要になる場合もあります。

すでに受けた検査料を無駄にしたくない場合は、相談の段階でデータの引き継ぎが可能か確認しておきましょう。

Q八重歯矯正は通常のインビザラインより費用や期間が増えますか?
A

八重歯は動かす距離が長くなりやすく、抜歯やIPRが加わると費用・期間が増える傾向があります。症例の難度によって変わります。

どの程度増えるかは診断次第のため、見積もりの段階で総額と期間の目安を確認しておくとよいでしょう。

まとめ|八重歯の治療は装置選びより『診断』がカギ

八重歯をインビザラインで治せるかどうかは、装置の選び方以上に、診断の内容によって決まります。まずは自分のケースがどのレベルに近いのかを把握することが出発点です。

軽度なら非抜歯のマウスピース矯正で対応できる場合があります。スペース不足が大きければ抜歯やIPRで隙間をつくり、骨格的要因が強ければワイヤー矯正が適することもあります。

この境界線を踏まえておけば、受診時に的確な質問ができ、説明の納得感も高まります。重症度の自己判断には限界があるため、最終的な可否は精密検査にゆだねましょう。

マウスピース矯正は自由診療で、抜歯やIPRは後戻りできない処置です。費用や処置の内容を十分に確認したうえで、八重歯の症例に実績のある医院で診断を受けることをおすすめします。

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