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監修2026年8月 監修
梶 敬太
歯科医師/矯正アドバイザー
医療法人社団 新心会
2011年愛知学院大学歯学部卒業、2012年愛知学院大学附属病院研修修了。2012年より愛知県内の矯正専門歯科医院にて小児矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正を主任矯正医として担当。2016年〜2025年 医療法人スワン会 矯正指導医。2023年より医療法人社団 新心会 矯正アドバイザー。Tweed Foundation Course 修了。
監修範囲:本記事のうち医学的な記述について監修を受けています。料金・掲載順位等の編集判断は当サイトによるものです。

統括監修
冨田 和志
歯科医師/医療法人社団 新心会 理事長
明海大学歯学部卒業。明海大学病院、優歯科クリニック勤務、北上尾歯科の副院長を経て、2015年に新心会グループ最初のクリニックを開院。
半年後の結婚式までに歯並びを整えたい、あるいは転職や転勤の予定に合わせて矯正を終えたい——そう考えたとき、まず気になるのが歯列矯正にかかる期間です。矯正が何年単位の治療になるのか、何に左右されて延びるのかが分からないと、始める決心もつきにくいものですよね。
歯列矯正は、ワイヤーでもマウスピースでも長期戦になります。全体を動かすなら2〜3年、前歯中心の部分矯正でも数ヶ月から1年が目安です。
さらに見落とされがちなのが、装置を外したあとの保定期間です。動かした歯が元に戻らないよう固定する期間が必要になります。治療計画全体で見ると、当初の想像より長くなるケースが少なくありません。
この記事では、全体矯正・部分矯正それぞれの期間の目安から、精密検査・保定まで含めたタイムライン、期間を左右する4つの要因、そして期間が延びてしまう典型的なケースまでを解説します。自分のケースで現実的な見通しを立てるための材料を、順を追って整理していきましょう。
- 歯列矯正の期間の目安は、全体矯正で2〜3年・部分矯正で数ヶ月〜1年
- 矯正後も保定が必要で、治療計画全体ではさらに長期化
- 期間を左右する要因は、抜歯の有無・移動量・年齢・通院継続の4つ
- 装着時間不足や通院中断、後戻りによる再矯正で期間が延びることも
歯列矯正の期間はどれくらい?全体2〜3年・部分数ヶ月〜1年が目安
歯列矯正の期間はどれくらい?全体2〜3年・部分数ヶ月〜1年が目安
歯列矯正にかかる期間は、歯を動かす範囲によって大きく変わります。全体を動かす場合は2〜3年、前歯など一部だけを動かす部分矯正なら数ヶ月〜1年が一般的な目安です。
ここでいう「期間」は、装置をつけて歯を動かしている動的治療の長さを指します。実際には、その前後に精密検査や保定の期間が加わります。
まずは全体・部分・保定の3つに分けて、それぞれの目安を押さえておきましょう。自分の症状がどちらに該当しそうかを意識しながら読み進めると、見通しが立てやすくなります。

全体矯正の期間の目安(2〜3年)
全体矯正は、上下すべての歯を対象に噛み合わせごと整える方法です。動かす歯の本数が多く、移動距離も大きくなるため、動的治療に2〜3年ほどかかります。
叢生(歯のガタつき)が重度の場合や、抜歯を伴う場合はさらに長引くことがあります。噛み合わせの深いズレを整えるケースも、時間を要しやすい症例です。
マウスピース矯正のブランドでも、全体を動かすプランは期間が長めに設定されています。たとえばウィ・スマイル矯正は3〜11ヶ月、レオン矯正のインビザラインフルは1.5〜3年が目安とされており、症例の難易度で幅が出ます。
出典: ウィ・スマイル矯正 公式サイト
出典: レオン矯正 公式サイト
部分矯正の期間の目安(数ヶ月〜1年)
部分矯正は、前歯の軽度なガタつきやすきっ歯など、動かす範囲を限定する方法です。移動量が少ないぶん、数ヶ月〜1年程度で終わるケースが多くなります。
マウスピース矯正の各ブランドでも、前歯中心のプランは短めです。スマイルモア矯正は最短3ヶ月、Oh my teethのLiteプランは約2ヶ月、DPEARLのSHORTは平均3ヶ月が目安とされています。
出典: スマイルモア矯正 公式サイト
出典: Oh my teeth 公式サイト
出典: DPEARL 公式サイト
ただし短期間で終わるのは、あくまで適応する症例に限られます。見た目が軽度でも、噛み合わせの問題があれば全体矯正が必要になることもあるため、自己判断は禁物です。
矯正が終わっても続く保定期間
動かした歯は、放っておくと元の位置に戻ろうとします。これを後戻りと呼び、防ぐために装置を外したあと「保定」の期間が必要です。
保定ではリテーナーと呼ばれる保定装置を使い、歯の位置を安定させます。保定が必要で、期間の目安は医院・症例により異なります。
つまり動的治療が終わっても、保定まで含めればさらに長く向き合う計画になります。治療期間を考えるときは、この保定期間を必ず足して見積もることが大切です。
注意
保定が必要で、期間の目安は医院・症例により異なります。
なお歯列矯正は原則として自由診療(保険適用外)であり、費用や期間の設定は医院・ブランドによって異なります。ここで示した年数はあくまで目安として捉えてください。
出典: 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
矯正中と保定を合わせた治療計画全体のタイムライン
矯正中と保定を合わせた治療計画全体のタイムライン
「治療期間=装置をつけている間」と考えていると、実際の年月とのズレに戸惑うことがあります。歯列矯正は、検査から保定後のメンテナンスまでが一続きの計画です。
ここでは、カウンセリングから保定・メンテナンスまでの全工程を時系列で整理します。トータルでどれくらいの年月を見ておけばよいのかを把握しておきましょう。

カウンセリング・精密検査・診断(1〜2ヶ月)
最初に行うのが、カウンセリングと精密検査です。レントゲンや歯型のスキャンで現状を把握し、治療計画を立てます。
マウスピース矯正の場合、ここで作成する3Dシミュレーションをもとに、適応するプランと期間が提示されます。検査から治療開始までに、おおむね1〜2ヶ月を見ておくとよいでしょう。
虫歯や歯周病が見つかった場合は、その治療を先に済ませる必要があります。この段階で想定より時間がかかることもあります。
歯を動かす動的治療の期間
計画が固まると、いよいよ歯を動かす動的治療に入ります。全体矯正で2〜3年、部分矯正で数ヶ月〜1年という、記事冒頭で触れた目安がこの工程にあたります。
マウスピース矯正では、2週間前後ごとに新しいマウスピースへ交換しながら少しずつ歯を動かします。ワイヤー矯正では、月1回程度の通院で装置を調整していきます。
この期間の長さは、抜歯の有無や移動量によって個人差が大きくなります。詳しい要因は次のセクションで解説します。
後戻りを防ぐ保定期間とメンテナンス
動的治療が終わると、リテーナーを使った保定期間に移ります。この期間を軽視すると、せっかく整えた歯並びが後戻りしてしまいます。
保定期間が必要で、長さは症例・医院により異なります。はじめは長時間の装着を求められ、歯の位置が安定するにつれて装着時間を減らしていくのが一般的な流れです。
マウスピース矯正の各ブランドでは、リテーナーの扱いに違いがあります。マウスピース矯正ローコストはミニプランを除き1セット無料、hanaraviやDPEARLも保定装置が料金に含まれる設計です。
出典: マウスピース矯正ローコスト 公式サイト
出典: hanaravi 公式サイト
出典: DPEARL 公式サイト
保定が明けても、定期的なメンテナンスで噛み合わせを確認すると安心です。治療計画全体では、検査から数えて数年単位で付き合う前提で考えておきましょう。
ライフイベントから逆算する開始時期の決め方
結婚式や就職など、完了させたい時期が決まっている方は、逆算して開始時期を決めるのが現実的です。ポイントは「装置を外せる時期」を基準にすることです。
たとえば1年後の式に前歯をきれいにして臨みたいなら、部分矯正で間に合う可能性があります。逆に全体矯正が必要な症例では、2〜3年前から始めていないと動的治療が終わりません。
ただし見た目が整うタイミングと、保定まで含めた完了は別物です。式の当日に装置が外れていればよいのか、保定も終えておきたいのかで逆算の起点が変わります。
どのプランが適応するかは検査しないと分かりません。希望時期がある場合は、カウンセリングの段階で率直に相談しておくとよいでしょう。
スマイルモア矯正
総額187,000円(税込)〜|最短3ヶ月
矯正方法・装置別の治療期間を比較
矯正方法・装置別の治療期間を比較
歯列矯正には複数の装置があり、それぞれ期間や通院頻度が異なります。自分が選びうる方法ごとの期間感を、一覧で押さえておきましょう。
ここではワイヤー矯正の各種類と、マウスピース矯正の期間を比較します。まずは早見表で全体像をつかんでください。
装置別の期間・通院頻度 早見表
| 矯正方法 | 全体矯正の期間目安 | 通院頻度の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ワイヤー矯正(表側) | 約2〜3年 | 月1回程度 | 幅広い症例に対応。装置が目立ちやすい |
| ワイヤー矯正(裏側) | 約2〜3年 | 月1回程度 | 歯の裏側に装着し目立ちにくい |
| ハーフリンガル | 約2〜3年 | 月1回程度 | 上は裏側・下は表側の組み合わせ |
| マウスピース矯正(部分) | 約2ヶ月〜1年 | 数週間〜月1回程度 | 前歯など移動量の少ない症例向け |
| マウスピース矯正(全体) | 約1〜3年 | 数週間〜月1回程度 | 症例の難易度で期間に幅が出る |
表の期間はいずれも動的治療の目安で、保定期間は含みません。実際の期間は症例や医院の方針により変動します。
ワイヤー矯正(表側・裏側・ハーフリンガル)の期間
ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着しワイヤーの力で動かす方法です。幅広い症例に対応でき、抜歯を伴う難症例まで扱えるのが強みです。
表側矯正は最も一般的な方法で、全体矯正で2〜3年が目安です。装置が見える点が気になる場合に選ばれるのが、歯の裏側に装着する裏側矯正です。
裏側矯正は目立ちにくい一方、装置の構造上、調整に手間がかかり期間がやや長くなる傾向があります。上の歯だけ裏側にするハーフリンガルは、両者の中間的な選択肢です。
いずれの方法も、月1回程度の調整通院が基本です。通院を継続できるかどうかが、計画どおりに進めるための前提になります。
マウスピース矯正の期間(部分・全体でどう変わる)
マウスピース矯正は、透明な装置を段階的に交換して歯を動かす方法です。取り外せて目立ちにくい反面、装着時間の自己管理が結果を左右します。
前歯中心の部分矯正なら、数ヶ月で終わるプランもあります。スマイルモア矯正の最短3ヶ月、Oh my teethのLite約2ヶ月などが代表例です。
出典: スマイルモア矯正 公式サイト
出典: Oh my teeth 公式サイト
全体を動かす場合は期間が延び、1〜3年の幅になります。hanaraviのProは8〜18ヶ月、DPEARLのHYBRIDは平均12ヶ月など、症例の複雑さで差が出ます。
出典: hanaravi 公式サイト
出典: DPEARL 公式サイト
マウスピース矯正は、歯の移動量が少ない症例に適した方法です。抜歯を伴う大きな移動や骨格的な問題は適応外となることがあり、どのプランが合うかは検査で判断されます。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
全体矯正と部分矯正で期間はどう変わる?適応の目安
全体矯正と部分矯正で期間はどう変わる?適応の目安
「自分は部分矯正で済むのか、全体矯正が必要なのか」は、期間を左右する分かれ道です。見た目の印象だけでは判断できず、噛み合わせまで含めた診断が必要になります。
ここでは部分矯正・全体矯正それぞれが向くケースと期間レンジ、そしてマウスピース矯正の適応範囲について整理します。契約後に「適応外だった」と分かる事態を避けるためにも、目安を押さえておきましょう。

部分矯正が向くケースと期間レンジ
部分矯正が向くのは、前歯の軽度なガタつきやすきっ歯など、動かす範囲が限られるケースです。噛み合わせに大きな問題がないことが前提になります。
期間レンジは数ヶ月〜1年程度と短く、費用も全体矯正より抑えやすい傾向があります。結婚式などライフイベントに間に合わせたい方が検討しやすい選択肢です。
ただし見た目が軽度でも、奥歯の噛み合わせにズレがあれば部分矯正では対応できません。適応の可否は、精密検査を受けて初めて判断できます。
全体矯正が必要なケースと期間レンジ
全体矯正が必要になるのは、噛み合わせ全体を整える必要があるケースです。重度の叢生や出っ歯、受け口、深い噛み合わせなどが該当します。
期間レンジは2〜3年が目安で、抜歯を伴えばさらに延びることもあります。動かす歯が多く移動量も大きいため、部分矯正より長期化します。
骨格的な問題が大きい症例では、外科的な処置が検討されることもあります。この場合は矯正単独より期間も複雑さも増すため、専門的な診断が欠かせません。
マウスピース矯正の適応範囲(学会見解)
マウスピース矯正を検討するなら、適応範囲を正しく理解しておくことが大切です。日本矯正歯科学会のポジションステートメント(2022年7月15日)では、マウスピース型矯正装置の適応は歯の移動量の少ない症例に限られるとされています。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
骨格性の問題がある症例や、成長途上の小児には適さないという見解も示されています。すべての歯並びに対応できる万能な方法ではない点を押さえておきましょう。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
この記事で扱うマウスピース矯正のブランドは、いずれも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。自己判断で始めるのではなく、適応するかどうかを診察で確認する流れになっています。
注意
すべての歯並びに対応できる万能な方法ではない点を押さえておきましょう。
なお、来院して対面で診療を受ける来院型と、初回来院後は写真やアプリで経過を確認するオンライン管理型は、どちらが優れているかではなく生活スタイルで選ぶものです。ただしオンライン管理型であっても初回の歯科医師による検査・診断は必須であり、診察なしでアライナーのみが届く形態は学会が問題として指摘しています。
出典: マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
なお本記事は特定のクリニックが運営するものではなく、独立した立場で各院の情報を整理・比較しています。認定医・専門医を探したい場合は、日本矯正歯科学会のサイト(https://www.jos.gr.jp/)で検索できます。症例に不安がある方は、専門的な診断を受けられる医院を確認するとよいでしょう。
出典: 認定医・専門医・指導医の検索(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
矯正期間が延びてしまう典型的なケース
矯正期間が延びてしまう典型的なケース
計画どおりに進めば目安の期間で終わりますが、思わぬ要因で延びることがあります。多くは、治療中の運用でつまずくパターンです。
ここでは期間が延びやすい典型的なケースを4つ取り上げます。事前に知っておけば、回避しやすくなります。

マウスピースの装着時間が足りない
マウスピース矯正でもっとも起きやすいのが、装着時間の不足です。装着時間が不足すると、計画どおりに歯が動きません。
食事や歯みがきで外したまま、つい装着を忘れてしまう。こうした積み重ねが、数週間分の遅延につながることもあります。
取り外せる手軽さは、裏を返せば自己管理が結果を決めるということです。装着時間の記録を習慣にすると、遅れを防ぎやすくなります。
通院の中断・予約が取れず調整が滞る
転勤や多忙で通院が途切れると、そのぶん治療が止まります。ワイヤー矯正では調整が滞り、マウスピース矯正でも次の段階に進めなくなります。
人気の医院では予約が取りづらく、希望のタイミングで通えないこともあります。月1回の調整が月1.5回間隔になれば、実質の治療期間はその分延びます。
通いやすさは、期間を守るうえで見落とせない条件です。自宅や職場からの通院負担を、医院選びの段階で確認しておくとよいでしょう。
保定を怠って後戻りし再矯正になる
動的治療が終わった安心感から、保定をおろそかにする方は少なくありません。しかしリテーナーの装着を怠ると、歯が元の位置へ戻る後戻りが起こります。
後戻りが進むと、再び矯正が必要になることもあります。その場合、追加の期間と費用がかかり、治療計画全体がさらに長引きます。
保定は、矯正を完成させるための仕上げの工程です。動的治療と同じくらい重要な期間だと捉えておきましょう。
期間が延びると追加で発生しうる費用
期間が延びると、費用面にも影響が及ぶことがあります。ワイヤー矯正では通院のたびに調整料が発生する料金体系もあり、通院が増えればそのぶん加算されます。
マウスピースの再製作が必要になった場合も、費用がかかることがあります。マウスピース矯正ローコストではリテーナー再製作が上下セット22,000円(税込)・片顎11,000円(税込)とされています。
出典: マウスピース矯正ローコスト 公式サイト
一方で、調整料や追加のマウスピースを料金に含むブランドもあります。ウィ・スマイル矯正は調整料0円、Zenyumは追加治療時の追加マウスピース料金が無料と案内しています。
出典: ウィ・スマイル矯正 公式サイト
出典: Zenyum 公式サイト
歯列矯正は自由診療のため、料金体系は医院・ブランドによって異なります。延長時にどこまで費用が含まれるかを、契約前に確認しておくと安心です。
出典: 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
矯正期間を予定どおりに終えるためのコツ
矯正期間を予定どおりに終えるためのコツ
期間が延びる原因の多くは、事前の心がけで防げます。前のセクションで見た延びる原因の裏返しが、そのまま予防行動になります。
ここでは、予定どおりに矯正を終えるための3つのコツを整理します。どれも特別なことではなく、継続できるかどうかがカギです。

装着時間と通院スケジュールを守る
もっとも基本的で効果的なのが、装着時間と通院の遵守です。マウスピース矯正なら決められた装着時間を守り、ワイヤー矯正なら月1回の調整を守ることが前提になります。
外した時間を記録したり、交換日をリマインダーに設定したりする工夫が役立ちます。日常の習慣に組み込めれば、計画どおりに進めやすくなります。
マウスピース矯正の各ブランドは、アプリやLINEで装着状況を管理する仕組みを用意しています。こうしたサポートを活用するのも一つの方法です。
口腔ケアで虫歯・歯周病による中断を防ぐ
治療中に虫歯や歯周病が見つかると、その治療を優先するため矯正が中断します。結果として、全体の期間が延びてしまいます。
装置をつけていると、歯みがきがしにくく汚れがたまりやすくなります。丁寧な口腔ケアが、中断リスクを下げる土台になります。
定期的なチェックで口の中の状態を良好に保つことが、遠回りのようで近道です。気になる症状があれば早めに相談するとよいでしょう。
治療計画と見通しを事前にすり合わせる
開始前のカウンセリングで、治療計画と見通しをしっかりすり合わせておくことも大切です。期間の目安だけでなく、延びる可能性のある要因まで確認しておきましょう。
複数の医院でカウンセリングを受けると、提示される期間や説明に差が出ることがあります。その差は、抜歯の判断や適応範囲の見立ての違いから生まれます。
説明の妥当性を見極めるには、期間の根拠を尋ねるのが有効です。「なぜその期間になるのか」「保定はどれくらいか」「延びた場合の費用はどうなるか」を確認しておくと、納得して始められます。
希望する完了時期がある場合は、その旨も率直に伝えましょう。逆算した現実的な計画を一緒に立ててもらうことで、見通しのズレを防げます。
スマイルモア矯正が気になる方は、公式サイトで詳細を確認しましょう。
自分に合う矯正方法を見つけたら|無料相談・比較記事の案内
ここまで、歯列矯正の期間を左右する要因や、延びないためのコツを見てきました。自分のケースで現実的な期間を知るには、やはり実際に検査・診断を受けるのが確実です。
マウスピース矯正の多くのブランドは、無料のオンライン診断や初回相談を用意しています。まずは気軽に相談し、自分の症例が適応するか、どれくらいの期間になるかを確認してみるとよいでしょう。
POINT
マウスピース矯正の多くのブランドは、無料のオンライン診断や初回相談を用意しています。
どのブランドが自分に合うかを比較したい方は、料金やプラン、対応症例を一覧で整理した比較記事・おすすめ記事も参考になります。期間の目安とあわせて、通院負担や費用の透明性といった観点から検討してみてください。
なお、記事内で各ブランドを取り上げる順序は当サイトの紹介順であり、優劣を評価したものではありません。最終的な判断は、カウンセリングで得た情報をもとに行うことをおすすめします。
スマイルモア矯正|最短3ヶ月(個人差あり)

| 提供形態 | ブランド(全国の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 187,000円〜429,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 軽度 18.7万円/中度 33万円/重度 42.9万円(いずれも税込) |
| 治療期間の目安 | 最短3ヶ月(個人差あり) |
| 対応症例 | 主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能) |
| 実績 | 予約者数10,000人以上 |
| 初回カウンセリング | 0円 |
| 分割払い | デンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜) |
- 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
- 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
- 主に前歯6本が対象のため、奥歯を含む全体矯正には向かない
提携院は214院。対応エリアは全国29都道府県。
費用は187,000円から429,000円です。治療期間の目安は最短3ヶ月(個人差あり)です。
出典: スマイルモア矯正 公式サイト
Zenyum|ゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 300,000円〜630,000円(税込) |
| 料金の内訳 | ゼニュムクリア30万円/クリア・プラス54.5万円/クリア・プラス+63万円。別途、精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う |
| 治療期間の目安 | クリア約4ヶ月/プラス約7ヶ月/プラス+約10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 提携院で検査、アプリで経過確認(アライナー交換は10日ごと) |
| 対応症例 | すきっ歯・叢生・クロスバイト・出っ歯・オープンバイトなど(上位プランほど対応範囲が広い) |
| 分割払い | 最大84回払い(月5,400円〜) |
- ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
- 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
- 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
提携院は25院。対応エリアは全国。
費用は300,000円から630,000円です。治療期間の目安はゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ月です。
治療中の管理は提携院で精密検査、専用アプリで装着状況と進捗を管理です。
出典: Zenyum 公式サイト
ウィ・スマイル矯正|3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)

| 提供形態 | ブランド(全国100院以上の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 231,000円〜880,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 8回23.1万円/12回35.2万円/18回51.7万円/24回66万円/30回88万円(1回コース1,650円のお試しあり) |
| 治療期間の目安 | 3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり) |
| 通院・経過確認 | 提携歯科医院で対面診療 |
| 対応症例 | 叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応 |
| 初診料・調整料 | いずれも0円(調整料は治療費に含む) |
| 分割払い | 8回・12回コース 月額3,000円〜/18回 4,310円〜/24回 5,500円〜(分割手数料は別途) |
- 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
- 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
- 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい
提携院は105院。対応エリアは全国23都道府県。
費用は231,000円から880,000円です。治療期間の目安は3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)です。
出典: ウィ・スマイル矯正 公式サイト
キレイライン矯正|約2〜12ヶ月(症例による)

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 99,000円〜539,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 20枚9.9万円/52枚24.2万円/160枚42.9万円/枚数無制限53.9万円(参考価格・クリニックにより異なる) |
| 治療期間の目安 | 約2〜12ヶ月(症例による) |
| 通院・経過確認 | 提携クリニックで対面診療 |
| 対応症例 | すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり) |
- 20枚9.9万円から始められ、矯正の初期費用を抑えやすい
- 提携クリニックで歯科医師の対面診療を受けられる
- 枚数無制限プランは53.9万円。症例により総額が変わる点は要確認
提携院は150院。対応エリアは全国39都道府県。
費用は99,000円から539,000円です。治療期間の目安は約2〜12ヶ月(症例による)です。
治療中の管理は提携クリニックで対面診療です。
出典: キレイライン矯正 公式サイト
湘南美容クリニック|クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザライン

| 提供形態 | 美容クリニック(全国のSBC歯科・矯正歯科で提供) |
| 矯正費用(総額) | 303,000円〜528,000円(税込) |
| 料金の内訳 | クリアコレクトMINI 30.3万円/インビザラインGO 35.55万円/インビザラインモデレート 52.8万円(いずれも通常価格) |
| 治療期間の目安 | クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度 |
| 取扱装置 | クリアコレクト/インビザライン |
| 分割払い | クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜 |
| キャンペーン | モニター価格あり(MINI 28.8万円/GO 33.55万円/モデレート 49.8万円) |
- 全国展開のSBCグループで、マウスピース矯正を30.3万円(税込)から受けられる
- クリアコレクトとインビザラインの2種類を症例に応じて選べる
- モニター価格が用意されている一方、取扱プランは院ごとに異なる
提携院は10院。対応エリアは東京3。
費用は303,000円から528,000円です。治療期間の目安はクリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月です。
治療中の管理は開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度の通院です。
出典: 湘南美容クリニック 公式サイト
歯列矯正の期間に関するよくある質問(Q&A)
最後に、歯列矯正の期間について多く寄せられる疑問にお答えします。保定を含む見通しや、年齢・ライフイベントの影響など、気になる点を整理しました。
Q最短で終わらせるとどのくらいかかりますか?
前歯中心の軽度な部分矯正であれば、最短2〜3ヶ月で動的治療が終わるプランもあります。スマイルモア矯正の最短3ヶ月、Oh my teethのLite約2ヶ月などが一例です。
出典: スマイルモア矯正 公式サイト
出典: Oh my teeth 公式サイト
ただし短期で終わるのは適応する症例に限られ、保定期間は別途必要です。自分のケースで最短どれくらいかは、検査で判断されます。
Q40代・50代から始めると期間は延びますか?
大人は骨代謝が緩やかなため、若い世代より期間に余裕を見ておくと安心です。40代・50代でも矯正は可能ですが、やや長めになる傾向があります。
とはいえ年齢だけで期間が決まるわけではありません。歯周組織の健康状態など個人差の要素が大きく、実際の見通しは診断で確認するのが確実です。
Q結婚式までに間に合わせることはできますか?
完了させたい時期から逆算して始めれば、間に合わせられる可能性があります。前歯の軽度な乱れなら部分矯正で、1年以内に装置を外せるケースもあります。
一方、全体矯正が必要な症例では2〜3年前から始めないと動的治療が終わりません。式当日に装置が外れていればよいのか、保定まで終えたいのかで起点が変わります。
希望時期は、カウンセリングの段階で率直に伝えておきましょう。現実的な計画を一緒に立ててもらえます。
Q保定期間(リテーナー)はどれくらい続けますか?
保定期間は症例・医院により異なります。はじめは長時間の装着を求められ、歯が安定するにつれて装着時間を減らしていきます。
この期間を怠ると後戻りが起こり、再矯正が必要になることもあります。治療を完成させる仕上げの工程として、しっかり続けることが大切です。
Q途中で通えなくなったら期間はどうなりますか?
通院が途切れると、そのぶん治療が止まり期間が延びます。ワイヤー矯正では調整が滞り、マウスピース矯正でも次の段階に進めなくなります。
転勤などの予定がある場合は、事前に医院へ相談しておきましょう。通院頻度の調整や、通いやすい医院選びでリスクを抑えられます。
まとめ:治療計画全体で期間を見通し、要因を理解して始めよう
歯列矯正の期間は、全体矯正で2〜3年、部分矯正で数ヶ月〜1年が目安です。さらに矯正後は保定が必要で、治療計画全体ではより長期になります。
期間を左右するのは、抜歯の有無・歯の移動量・年齢による骨代謝・通院の継続という4つの要因です。これらを理解すれば、医院から提示される期間の妥当性も判断しやすくなります。
期間が延びる原因の多くは、装着時間の不足や通院の中断、保定を怠ったことによる後戻りなど、運用上のつまずきです。裏を返せば、装着と通院を守り口腔ケアを続けることが、予定どおり終えるための近道になります。
なお歯列矯正は自由診療であり、費用・期間はいずれも症例や医院によって異なる目安です。まずはカウンセリングで自分の症例を診断してもらい、保定まで含めた現実的な見通しを立てたうえで始めましょう。
出典: 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは(公益社団法人 日本矯正歯科学会)
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※本記事に記載の料金は2026年10月9日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。

