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歯列矯正の保険適用は3つの条件だけ|使えないときの費用と安くする方法【2026年最新】

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梶 敬太

監修2026年8月 監修

梶 敬太

歯科医師/矯正アドバイザー

医療法人社団 新心会

2011年愛知学院大学歯学部卒業、2012年愛知学院大学附属病院研修修了。2012年より愛知県内の矯正専門歯科医院にて小児矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正を主任矯正医として担当。2016年〜2025年 医療法人スワン会 矯正指導医。2023年より医療法人社団 新心会 矯正アドバイザー。Tweed Foundation Course 修了。

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監修範囲:本記事のうち医学的な記述について監修を受けています。料金・掲載順位等の編集判断は当サイトによるものです。

冨田 和志

統括監修

冨田 和志

歯科医師/医療法人社団 新心会 理事長

明海大学歯学部卒業。明海大学病院、優歯科クリニック勤務、北上尾歯科の副院長を経て、2015年に新心会グループ最初のクリニックを開院。

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矯正は原則として自由診療で、数十万円単位の費用がかかると聞いて、健康保険が効く例外はないのかと調べ始めた方は多いはずです。子どもの先天性疾患をきっかけに「保険が使えるかもしれない」と言われた方、噛み合わせの不具合で顎変形症の疑いを指摘された方、永久歯がなかなか生えてこないと検診で告げられた方——いずれも、自分のケースが本当に対象になるのか確信が持てずにいるのではないでしょうか。

歯列矯正で健康保険が適用されるのは、ごく限られた3つのケースだけです。しかも治療を受けられる医療機関にも制約があります。

この記事では、保険が効く3条件を正確に区別し、扱える医療機関の探し方、受診から適用決定までの流れを整理します。あわせて、条件に当てはまらなかった場合の自由診療の費用相場と、医療費控除・デンタルローンといった負担軽減策まで示します。

混同しやすい「健康保険の適用」と「医療費控除」の違いも明確にします。ご自身のケースを見極め、次に取るべき行動が分かる構成にしました。

項目おすすめスマイルモア矯正Zenyumウィ・スマイル矯正
画像
総額(最安)187,000円(税込)〜300,000円(税込)〜231,000円(税込)〜
精密検査料ー22,000円(税込)〜ー
初診・相談料無料無料無料
特徴
  • 187,000円から始められる
  • 最大84回払いで月々の負担を抑えやすい
  • 1回コース1,650円で試せる
詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る
  • 保険適用は厚労省指定の先天性疾患・永久歯萌出不全による咬合異常・顎変形症の外科矯正の3ケースのみ
  • 保険診療は指定自立支援医療機関・顎口腔機能診断施設でのみ可能
  • マウスピース矯正は基本的に自由診療、初回診断で適応確認が必須
  • 対象外なら自由診療+医療費控除・分割払いで負担を軽減
目次

歯列矯正に保険が効くのは3つのケースだけ|まず結論

歯列矯正は、見た目を整える審美目的とみなされるため、原則として健康保険の対象外です。費用は全額自己負担の自由診療になります。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

ただし、機能的な障害をともなう一部の症例に限り、例外的に健康保険が適用されます。該当するのは次の3つのケースです。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

歯列矯正で健康保険が適用される3つのケースを示すインフォグラフィック。中央に『保険適用は3ケースのみ』の見出し。1. 厚生労働大臣が定める先天性疾患に起因する噛み合わせの異常、2. 前歯を含む永久歯が複数生えてこない(永久歯萌出不全)による咬合異常、3. 顎変形症で外科手術をともなう矯正治療。それ以外は原則自由診療(全額自己負担)と注記
  • 厚生労働大臣が定める先天性疾患に起因する噛み合わせの異常
  • 前歯を含む永久歯が複数生えてこない(永久歯萌出不全)ことによる咬合異常
  • 顎変形症で、外科手術をともなう矯正治療

いずれも「審美」ではなく「機能回復」を目的とする治療であることが共通点です。さらに、これらの保険診療は国から指定を受けた医療機関でしか受けられません。

見た目の歯並びを整えたいという理由だけでは、この3条件には当てはまりません。自分のケースが該当するか不安な方は、まず各条件の詳細を確認しておきましょう。

厚生労働大臣が定める先天性疾患に該当する場合

唇顎口蓋裂やダウン症候群など、厚生労働大臣が定める先天性疾患に起因した噛み合わせの異常がある場合、矯正治療に健康保険が適用されます。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

対象となる疾患は複数指定されており、約2年ごとの診療報酬改定で見直しが行われます。自分の子の疾患が含まれるかは、受診先の医療機関で正式に確認するのが確実でしょう。

先天性疾患が理由の場合は、後述する指定自立支援医療機関で治療を受けることが条件になります。

前歯を含む永久歯が複数生えてこない場合

前歯を含む永久歯が複数生えてこない永久歯萌出不全が原因で噛み合わせに異常が生じている場合も、所定の条件を満たせば保険適用の対象です。永久歯萌出不全とは、本来生えるはずの永久歯が顎の骨の中にとどまり、生えてこない状態を指します。

単に歯並びが乱れているだけでは該当せず、適用には本数や術式などの所定の要件があります。正確な適用条件は、受診先の指定医療機関で確認してください。

自分の子のケースがこの条件を満たすかどうかは、画像診断を含めた歯科医師の判断が必要です。期待だけで自己判断せず、検診結果を持って相談するとよいでしょう。

顎変形症で外科手術を伴う矯正の場合

顎の骨の大きさ・位置・形に著しい異常があり、噛み合わせに問題が生じる顎変形症も、保険適用の対象になります。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

ここで重要なのが、顎の骨を切る外科手術をともなうことが条件である点です。矯正治療単体では保険が効かず、手術と一体の治療として行われる場合に適用されます。

手術の前後に行う術前矯正・術後矯正も保険の範囲に含まれます。治療を受けられるのは、顎口腔機能診断施設として届出のある医療機関に限られます。

マウスピース矯正は基本的に自由診療になる

インビザラインに代表されるマウスピース矯正は、上記3条件のいずれに該当する場合でも、基本的に保険の対象外です。保険診療ではワイヤー矯正が前提になります。

見た目の歯並びを整える目的でマウスピース矯正を選ぶ場合は、全額自己負担の自由診療です。費用は医院により異なります。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

つまり、この記事を読む大多数の方にとって、マウスピース矯正は自由診療の選択肢になります。保険が使えないと分かった方は、後半の費用相場と軽減策を参考にしてください。

保険が使える医療機関は限られる|探し方と受診の流れ

保険適用の矯正治療は、どの歯科医院でも受けられるわけではありません。国から指定・認定を受けた医療機関でのみ可能です。

この制約が、保険適用を検討するうえで最初のハードルになります。施設の区分と探し方を正しく理解しておきましょう。

保険適用の矯正治療を受けられる2種類の医療機関を比較するフロー図。左: 指定自立支援医療機関(通称:矯診)→対応ケース:厚労省指定の先天性疾患/永久歯萌出不全による咬合異常。右: 顎口腔機能診断施設(通称:顎診)→対応ケース:顎変形症の外科矯正(手術をともなうもの)。どちらの届出もない医院では保険診療が受けられないと注記

指定自立支援医療機関と顎口腔機能診断施設の違い

保険適用の矯正を扱う施設は、対象となるケースによって2種類に分かれます。

施設区分対応するケース通称
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)厚労省指定の先天性疾患/永久歯萌出不全による咬合異常矯診
顎口腔機能診断施設顎変形症の外科矯正(手術をともなうもの)顎診

先天性疾患や永久歯萌出不全で保険適用を目指す場合は、指定自立支援医療機関を受診します。一方、顎変形症の外科矯正では顎口腔機能診断施設の届出がある医療機関が必要です。

どちらの届出もない医院では、条件を満たしていても保険診療は受けられません。受診前に、その医院がどちらの区分に該当するかを確認しておくと無駄足を防げます。

受診から保険適用が決まるまでの流れ

保険適用は、受診すれば自動的に決まるものではありません。歯科医師の診断を経て、条件に該当するかが判定されます。

一般的な流れは、かかりつけ歯科や口腔外科での指摘・紹介から始まります。その後、指定医療機関で精密検査を受け、診断がくだされる形です。

顎変形症では、外科手術を行う連携病院との調整も必要になります。診断書や検査結果が、適用可否の判断材料になると考えておきましょう。

検査の段階で保険適用の見込みが立たないと判断されるケースもあります。費用面の不安があれば、検査前に見込みを相談しておくと安心です。

保険が使える医療機関の探し方(学会認定医リスト)

指定医療機関を探す手がかりの一つが、日本矯正歯科学会の認定医・専門医の検索です。学会の公式サイト(https://www.jos.gr.jp/)では、認定医・専門医を地域から探せます。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 認定医・専門医・指導医の検索

顎変形症の外科矯正に対応する施設は、口腔外科を併設しているか、連携病院を持っているかが見分けるポイントになります。

自治体や都道府県が、指定自立支援医療機関のリストを公開している場合もあります。先天性疾患や永久歯萌出不全のケースでは、こうしたリストも探し方の助けになるでしょう。

保険が使えないときの費用相場早見表|施術別の目安

3条件に該当しなかった方にとって、次に気になるのは自由診療の費用感です。矯正は装置の種類と治療範囲によって費用が大きく変わります。

ここでは施術別のおおまかな目安を一覧にしました。なお矯正は自由診療のため、実際の費用は医院により異なります。

矯正の種類別の費用相場早見表(チャート)。マウスピース矯正(部分):約10万〜40万円/治療期間約2〜6ヶ月/前歯中心の軽度〜中度向け。マウスピース矯正(全体):約30万〜88万円/約6〜18ヶ月/対応症例はブランドにより差。ワイヤー矯正(全体):医院により異なる/約1〜3年/幅広い症例に対応。いずれも自由診療のため医院により異なると注記

マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用目安

矯正の種類費用目安(税込)治療期間の目安特徴
マウスピース矯正(部分)約10万〜40万円約2〜6ヶ月前歯中心の軽度〜中度向け
マウスピース矯正(全体)約30万〜88万円約6〜18ヶ月対応症例はブランドにより差
ワイヤー矯正(全体)医院により異なる約1〜3年幅広い症例に対応

上記は各社公式表示に基づく概算で、自由診療のため医院により異なります。主要ブランドでは、総額レンジは9.9万円から69.3万円程度です。下限は前歯中心の部分矯正、上限は複雑な症例を含みます。
出典: 各社公式サイト 主要ブランドの総額レンジ(公式表示)

いずれも自由診療で、保険は適用されません。医療費控除・デンタルローン・(外科矯正に該当する場合は)高額療養費制度といった軽減策については、記事後半でくわしく解説します。

総額に含まれない費用(精密検査料・リテーナー代・追加アライナー代)

ブランドが表示する総額だけで、支払いが完結するとは限りません。別途発生する費用があります。

代表的なのが、治療前の精密検査料です。ブランドによっては2.2万〜3.3万円ほどが、提携クリニックで別途かかる場合があります。
出典: 各社公式サイト 総額に含まれない主な追加費用

治療後に歯並びを保つリテーナー(保定装置)の費用や、再製作費が別途必要になることもあります。追加のマウスピースが発生する場合の料金も、事前に確認しておきたい項目です。
出典: 各社公式サイト 総額に含まれない主な追加費用

注意

総額の安さだけで判断すると、実際の支払額との差に戸惑いかねません。

見積もりでは「何が含まれ、何が別料金か」を必ず確認するとよいでしょう。

Zenyumが気になる方は、公式サイトで詳細を確認しましょう。

マウスピース矯正ブランドの選び方|確認したい5つの観点

マウスピース矯正は、ブランドごとに対応症例・費用体系・通院方法が異なります。契約後に後悔しないため、申し込み前に確認したい観点を整理しました。

なお本記事は特定のクリニックが運営するものではなく、独立した立場で各院の情報を整理・比較しています。

自分の歯並びが適応かを初回診断で確認する

マウスピース矯正には適応の範囲があり、すべての歯並びに対応できるわけではありません。まず初回診断で、自分のケースが適応かを確かめることが出発点になります。

適応外だった場合にワイヤー矯正を正直に案内してくれるかも、信頼できる判断材料です。安さや短期間だけを前面に出す説明には注意しましょう。

総額に追加費用が含まれるかを確認する

表示総額に精密検査料・保定装置代・処置料が含まれるかは、ブランドによって異なります。追加料金なしと明示するブランドもあれば、提携クリニックで別途発生するケースもあります。

月額表示に惹かれたときほど、総支払額がいくらになるかを確認するのがおすすめです。

通院頻度と自分の生活が合うか

通院方法は、月1回の対面メンテナンス型から、開始後は原則来院不要のオンライン管理型までさまざまです。

仕事や育児で通院が難しい方はオンライン型、対面での確認に安心感を求める方は来院型が向いています。生活スタイルとの相性で選ぶとよいでしょう。来院型とオンライン管理型は優劣ではなく、どちらも生活スタイルに応じて選ぶものです。

注意

診察なしでアライナーのみが届く形態は学会が問題として指摘しています。

オンライン管理型であっても、初回の歯科医師による検査・診断は必須です。

保証・返金制度の有無

高額な契約だからこそ、計画どおりに歯が動かなかった場合の備えは重要です。無料で再作製する補償制度や、条件つきの返金対応を設けるブランドもあります。

保証の適用条件(装着時間など)まで含めて確認しておくと、想定外の事態にも落ち着いて対応できます。

支払い方法と分割の条件

デンタルローンやカード分割、ブランド独自の分割プランなど、支払い方法は複数あります。分割回数と手数料の有無で、総支払額は変わります。

月々の負担で選ぶ場合も、金利・手数料を含めた総額を把握したうえで判断しましょう。

マウスピース矯正おすすめブランド7選|特徴と費用を比較

項目Zenyumキレイライン矯正湘南美容クリニックマウスピース矯正ローコストウィ・スマイル矯正レオン矯正Oh my teeth
総額(税込)300,000円〜630,000円(税込)99,000円〜539,000円(税込)303,000円〜528,000円(税込)176,000円〜660,000円(税込)231,000円〜880,000円(税込)300,000円〜1,200,000円(税込)330,000円〜880,000円(税込)
精密検査料22,000円(税込)〜ーークリニックにより異なるーー無料
初診・相談料無料ーー無料〜(クリニックにより異なる)無料無料無料
リテーナー代ーーー22,000円(税込)〜ーーー
治療期間ゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ月約2〜12ヶ月(症例による)クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月(シミュレーション確認後 最短2週間で開始)3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)インビザラインライト 半年〜1年/インビザラインフル 1.5〜3年Lite 約2ヶ月/Basic 平均3ヶ月(最長約6ヶ月)/Pro 平均6ヶ月(最長約12ヶ月)/インビザライン 2〜3年(いずれも保定期間を除く)
通院頻度提携院で精密検査、専用アプリで装着状況と進捗を管理提携クリニックで対面診療開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェックーー矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院)
対応症例クリア=軽中度(上下最大20本・最大15枚)/クリア・プラス=重度(上下すべての歯・最大25枚)/クリア・プラス+=複雑症例(セット数無制限)。抜歯や固定器具を併用するウルトラは料金非公表すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり)すきっ歯(空隙歯列弓)・出っ歯(上顎前突)・八重歯・深いかみ合わせ・中心のずれ・受け口・ガタガタした歯並び(叢生)・交叉咬合。適応外=重度の不正咬合、顎の骨格の問題、歯周病、インプラントが多い場合、永久歯が未完成な子ども・埋伏歯軽度〜重度の乱れまで対応(すきっ歯・出っ歯は最短1ヶ月のミニプラン、他社で断られたガタガタな歯並びも相談可)。拡大装置(拡大床)は使用しない叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応ー叢生・上顎前突・空隙歯列弓・八重歯・受け口・開咬・中心ズレ・過蓋咬合(症状が強い場合は適応外)
保証ーーーあんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。矯正終了後のリテーナーはミニプランを除くプランで1セット無料、再製作は上下セット22,000円・片顎11,000円(税込)ー契約から5年以内は何度印象を採り直しても無料でマウスピースを再作製(5年保証)。見積もり以上の金額は請求しないBasic・Pro・インビザラインは治療終了後の再矯正1回が条件付きで無償(1日20時間以上の装着が条件。Liteプランは対象外)
支払い方法最大84回払い(月5,400円〜)デンタルローン・クレジットカード・現金/振込(18歳以上、高校生を除く。詳細は提携クリニックにより異なる)分割払い(クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜)カード分割払い・デンタルローン(100回払い。手数料除く)/ローコストPay(分割最大36回・金利手数料0円、月々4,888円〜)分割払い(8回・12回コース 月額3,000円〜、18回 4,310円〜、24回 5,500円〜。分割手数料は別途)ーデンタルローン(2〜120回)・クレジットカード・銀行振込

掲載順は当サイトの紹介順で、優劣を評価したものではありません。本記事は広告(PR)を含みます。各ブランドはいずれも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。

マウスピース矯正は自由診療です。費用・治療期間・効果には個人差があります。

マウスピース矯正7ブランド比較表

ブランド費用目安(税込)治療期間の目安通院・管理方法
Zenyum300,000〜630,000円約4〜10ヶ月提携院で検査、専用アプリで進捗管理
キレイライン矯正99,000〜539,000円約2〜12ヶ月提携クリニックで対面診療
湘南美容クリニック303,000〜528,000円約4〜10ヶ月開始直後は月1回、以降2〜3ヶ月に1回
マウスピース矯正ローコスト176,000〜660,000円約1〜6ヶ月LINEで日常管理+定期通院
ウィ・スマイル矯正231,000〜880,000円約3〜11ヶ月ー
レオン矯正300,000〜1,200,000円半年〜3年ー
Oh my teeth330,000〜880,000円約2ヶ月〜開始後の通院は原則不要

比較表の「ー」は公式サイトに記載が無い項目です。推測で数値を補わず空欄にしています。費用はいずれも自由診療で、医院により異なります。

スマイルモア矯正|187,000円から始められる

スマイルモア矯正公式サイト
提供形態ブランド(全国の提携歯科医院で診療)
矯正費用(総額)187,000円〜429,000円(税込)
料金の内訳軽度 18.7万円/中度 33万円/重度 42.9万円(いずれも税込)
治療期間の目安最短3ヶ月(個人差あり)
対応症例主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能)
実績予約者数10,000人以上
初回カウンセリング0円
分割払いデンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜)
  • 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
  • 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
  • 主に前歯6本が対象のため、奥歯を含む全体矯正には向かない

提携院は214院。対応エリアは全国29都道府県。

費用は187,000円から429,000円です。治療期間の目安は最短3ヶ月(個人差あり)です。


出典: スマイルモア矯正 公式サイト

Zenyum|最大84回払いで月々の負担を抑えやすい

Zenyum公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)300,000円〜630,000円(税込)
料金の内訳ゼニュムクリア30万円/クリア・プラス54.5万円/クリア・プラス+63万円。別途、精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
治療期間の目安クリア約4ヶ月/プラス約7ヶ月/プラス+約10ヶ月
通院・経過確認提携院で検査、アプリで経過確認(アライナー交換は10日ごと)
対応症例すきっ歯・叢生・クロスバイト・出っ歯・オープンバイトなど(上位プランほど対応範囲が広い)
分割払い最大84回払い(月5,400円〜)
  • ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
  • 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
  • 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う

Zenyumは、総額を用意しにくい方でも始めやすい分割条件が特徴です。最大84回払いに対応し、月々5,400円から始められるプランがあります。

費用は300,000円から630,000円。症状に応じてクリア・クリア-プラス・クリア-プラス+の3段階があり、治療期間はおよそ4〜10ヶ月が目安です。

ただし、この総額とは別に精密検査費2.2万円が提携院で発生します。月々の負担だけで判断すると総支払額を少なく見積もることになるため、検査費も含めて考えるとよいでしょう。

提携院での精密検査と専用アプリでの進捗管理を組み合わせる仕組みです。追加治療時のマウスピース料金は無料で、全国に提携院があります。

ウィ・スマイル矯正|1回コース1,650円で試せる

ウィ・スマイル矯正公式サイト
提供形態ブランド(全国100院以上の提携歯科医院で診療)
矯正費用(総額)231,000円〜880,000円(税込)
料金の内訳8回23.1万円/12回35.2万円/18回51.7万円/24回66万円/30回88万円(1回コース1,650円のお試しあり)
治療期間の目安3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり)
通院・経過確認提携歯科医院で対面診療
対応症例叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応
初診料・調整料いずれも0円(調整料は治療費に含む)
分割払い8回・12回コース 月額3,000円〜/18回 4,310円〜/24回 5,500円〜(分割手数料は別途)
  • 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
  • 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
  • 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい

ウィ・スマイル矯正は、少額から試せる入り口を用意しています。1回コース1,650円で始められ、本格的な契約の前に様子を確かめやすい設計です。

費用は231,000円から880,000円で、治療期間は3〜11ヶ月が平均の目安です。叢生・出っ歯・受け口・口元突出などに対応し、部分矯正から全体矯正まで扱います。

調整料は治療費に含まれ0円です。分割払いは8回・12回コースで月額3,000円からの設定があり、分割手数料は別途かかります。

全国23都道府県に対応し、東京を中心に105院を展開しています。

キレイライン矯正|12枚9.9万円から始めやすい価格設定

キレイライン矯正公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)99,000円〜539,000円(税込)
料金の内訳20枚9.9万円/52枚24.2万円/160枚42.9万円/枚数無制限53.9万円(参考価格・クリニックにより異なる)
治療期間の目安約2〜12ヶ月(症例による)
通院・経過確認提携クリニックで対面診療
対応症例すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり)
  • 20枚9.9万円から始められ、矯正の初期費用を抑えやすい
  • 提携クリニックで歯科医師の対面診療を受けられる
  • 枚数無制限プランは53.9万円。症例により総額が変わる点は要確認

キレイライン矯正は、入りやすい価格が強みです。参考価格で99,000円から始められ、高額で踏み出せずにいた方にとって試しやすい選択肢になります。

費用は99,000円から539,000円と幅があります。これは枚数制のためで、症例によってマウスピースの枚数が増えると総額も上がる仕組みです。

安さだけで判断せず、自分の症状でどのくらいの枚数・総額になるかを初回で確認しておきたいところです。すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯並びに対応しますが、症状が強い場合は適応外の注記もあります。

全国39都道府県の提携クリニックで、対面診療を受けられます。支払いはデンタルローン・クレジットカード・現金に対応しています。

湘南美容クリニック|クリアコレクト・インビザラインに対応

湘南美容クリニック公式サイト
提供形態美容クリニック(全国のSBC歯科・矯正歯科で提供)
矯正費用(総額)303,000円〜528,000円(税込)
料金の内訳クリアコレクトMINI 30.3万円/インビザラインGO 35.55万円/インビザラインモデレート 52.8万円(いずれも通常価格)
治療期間の目安クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月
通院・経過確認開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度
取扱装置クリアコレクト/インビザライン
分割払いクリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜
キャンペーンモニター価格あり(MINI 28.8万円/GO 33.55万円/モデレート 49.8万円)
  • 全国展開のSBCグループで、マウスピース矯正を30.3万円(税込)から受けられる
  • クリアコレクトとインビザラインの2種類を症例に応じて選べる
  • モニター価格が用意されている一方、取扱プランは院ごとに異なる

湘南美容クリニックのマウスピース矯正は、クリアコレクトとインビザラインの2種類の装置に対応しています。症例の程度に応じて複数のプランから選べる構成です。

費用は303,000円から528,000円。クリアコレクトMINI・インビザラインGOは約4〜6ヶ月、インビザラインモデレートは約8〜10ヶ月が治療期間の目安です。

通院は開始直後が月1回、以降は2〜3ヶ月に1回程度。すきっ歯・出っ歯・八重歯・叢生などに対応しますが、重度の不正咬合や骨格的な問題は適応外とされています。

対応院は東京・神奈川・大阪・福岡・宮城など全国10院です。分割払いにも対応し、プランによってはモニター価格が設定されています。

マウスピース矯正ローコスト|あんしん補償制度つき

マウスピース矯正ローコスト公式サイト
提供形態ブランド(全国24都道府県の提携歯科クリニックで診療。新宿・池袋には直営の専門クリニック)
矯正費用(総額)176,000円〜660,000円(税込)
料金の内訳ミニプラン17.6万円/ライトプラン33万円/スタンダードプラン55万円/プロプラン66万円(いずれも税込)
治療期間の目安ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月。シミュレーション確認後 最短2週間で開始
初回検診料無料〜(クリニックによっては発生する場合あり)
処置料・調整料クリニックによって異なる(専門クリニックはプラン料金に含む)
リテーナーミニプランを除くプランは1セット無料。矯正終了後の製作・再製作は上下セット22,000円/片顎11,000円(税込)
通院・経過確認LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック
対応症例軽度〜重度の乱れまで対応。拡大装置(拡大床)は使用しない
保証あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)
分割払いカード分割払い・デンタルローン(100回払い・手数料除く)でミニ月々1,760円〜/ライト3,300円〜/スタンダード5,500円〜/プロ6,600円〜。ローコストPay(最大36回・金利手数料0円)は月々4,888円〜
診療体制監修医3名が製造工程まで監修。国内自社工場でマウスピースを製造
  • プラン料金は17.6万円〜66万円(税込)で、平均治療期間は約1〜6ヶ月
  • 全国24都道府県の提携歯科クリニックで受けられ、新宿・池袋には直営の専門クリニックがある
  • 専門クリニックはプラン料金に検査・保定装置・処置料を含むが、提携クリニックは初回検診料や処置料が別途かかる場合がある

マウスピース矯正ローコストは、計画どおりに進まなかった場合の備えがある点が特徴です。あんしん補償制度では、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供します。

費用は176,000円から660,000円。ミニ約1ヶ月、ライト約2ヶ月、スタンダード約4ヶ月、プロ約6ヶ月と、プランごとに期間の目安が示されています。

補償制度はライト・スタンダード・プロの各プランが対象で、歯科医師の判断が条件です。拡大装置を使わない方針で、他社で断られたガタガタな歯並びも相談できるとしています。

管理はLINEでの日常チェックと定期通院の組み合わせです。処置料や調整料はクリニックにより異なるため、事前の確認をおすすめします。

レオン矯正|契約から5年以内のマウスピース再作製が無料

レオン矯正公式サイト
提供形態矯正歯科グループ(全国80院以上の提携院で診療)
矯正費用(総額)約30万円〜約120万円(公式サイトに税表記なし)
料金の内訳インビザラインライト 約30万〜60万円/インビザラインフル 約80万〜120万円/インビザラインファースト(6〜10歳)約30万〜80万円
治療期間の目安インビザラインライト 半年〜1年/インビザラインフル 1.5〜3年
取扱装置インビザライン
実績症例実績400症例以上・累計患者数1,500名
保証契約から5年以内は何度印象を採り直しても無料でマウスピースを再作製。見積もり以上の金額は請求しない
初診相談無料
  • 契約から5年以内なら何度でも無料でマウスピースを作り直せる5年保証がある
  • 全国28都道府県・80院以上の提携院から通う医院を選べる
  • インビザライン専門のため、他ブランドとの比較検討はできない

レオン矯正は、治療後の後戻りにも備えた長期保証が特徴です。契約から5年以内であれば、何度印象を採り直してもマウスピースを無料で再作製します。

装置はインビザラインを使用し、費用は300,000円から1,200,000円。部分矯正にあたるライトは半年〜1年、全顎のフルは1.5〜3年が治療期間の目安です。

症例実績は400症例以上、累計患者数1,500名と公表されています。見積もり以上の金額は請求しないとしており、費用の見通しを立てやすい点も安心材料でしょう。

全国28都道府県に展開しています。幅広い症例を扱うため、自分のケースが部分・全顎のどちらにあたるかを初回で確認するとよいでしょう。

Oh my teeth|矯正開始後の通院が原則不要

Oh my teeth公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)330,000円〜880,000円(税込)
料金の内訳Basic 33万円(前歯12本)/Pro 66万円(前歯24本)/インビザライン フル 88万円(全顎)
治療期間の目安Basic 4ヶ月/Pro 6ヶ月(公式サイト掲載の症例における治療期間・保定期間を除く)
通院・経過確認矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院)
対応症例叢生・上顎前突・空隙歯列弓・八重歯・受け口・開咬・中心ズレ・過蓋咬合(症状が強い場合は適応外)
カウンセリングあり(初診料・カウンセリング・検査すべて無料)
分割払い医療ローン・クレジットカード・銀行振込
  • 矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院)
  • Basicプランは4ヶ月・Proプランは6ヶ月(公式掲載の症例/保定期間を除く)
  • 初診料・カウンセリング・検査がすべて無料

Oh my teethは、通院負担の少なさが際立ちます。矯正開始後の通院は原則不要で、仕事や育児で定期通院が難しい方、遠方に住む方に向いた仕組みです。

初回診断と矯正前後の処置では来院が必要になる点は、あらかじめ押さえておきましょう。3万円相当の検査を含む初回診断が無料で、踏み出しやすさに配慮されています。

費用は330,000円から880,000円。Lite約2ヶ月、Basic平均3ヶ月、Pro平均6ヶ月と、短期間で終えたい方にも選択肢があります(保定期間を除く)。

Basic・Pro・インビザラインは、1日20時間以上の装着を条件に再矯正1回が無償です。叢生・出っ歯・すきっ歯などに対応し、全国13院を展開しています。

hanaravi|330,000円から始められる

hanaravi公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)330,000円〜660,000円(税込)
料金の内訳Basic 30万円/Medium 45万円/Pro 60万円(いずれも公式は税抜表示。左記は税込換算)
治療期間の目安Basic 5〜7ヶ月/Medium 7〜10ヶ月/Pro 8〜18ヶ月
通院・経過確認2週間ごとに経過写真を確認し通院回数を削減(処置が必要な場合は来院)
対応症例ガタガタ・出っ歯・すきっ歯・開咬・中心ズレ・受け口・過蓋咬合(外科手術が必要な症例は対応不可)
カウンセリングあり(初回の無料相談・検査)
分割払い月額・クレジットカード分割・デンタルローン(月々3,600円〜)
  • 症状に応じてBasic/Medium/Proの3プランから選べる
  • プランごとに治療期間を明示(Basic 5〜7ヶ月/Pro 8〜18ヶ月)
  • 2週間ごとの写真確認で通院回数を抑えられる

費用は330,000円から660,000円です。治療期間の目安はBasic 5〜7ヶ月/Medium 7〜10ヶ月/Pro 8〜18ヶ月です。

治療中の管理は2週間ごとに経過写真を確認し通院回数を削減(処置が必要な場合は来院)です。精密検査料は0円(税込)です。


出典: hanaravi 公式サイト

DPEARL|308,000円から始められる

DPEARL公式サイト
提供形態ブランド
矯正費用(総額)308,000円〜693,000円(税込)
料金の内訳SHORT 30.8万円/STANDARD 42.9万円/LONG 55.44万円/HYBRID 69.3万円。初診料3,300円が別途必要
治療期間の目安SHORT 平均3ヶ月/STANDARD 平均6ヶ月/LONG 平均9ヶ月/HYBRID 平均12ヶ月
通院・経過確認原則月1回の対面メンテナンス
対応症例出っ歯・ガタガタ・すきっ歯・ねじれ・受け口・過蓋咬合・開咬・交叉咬合・矯正後の後戻り
カウンセリングあり
返金対応シミュレーション通りに歯が動かないと判断された場合、契約内容に基づき返金対応
  • 原則月1回の対面メンテナンスを受けながら進められる
  • シミュレーション通りに歯が動かない場合の返金対応を公式に明記
  • 治療期間別に4プラン(SHORT 平均3ヶ月〜HYBRID 平均12ヶ月)

費用は308,000円から693,000円です。治療期間の目安はSHORT 平均3ヶ月/STANDARD 平均6ヶ月/LONG 平均9ヶ月/HYBRID 平均12ヶ月です。

保証はシミュレーション通りに歯が動かないと判断された場合、契約内容に基づき返金対応としています。治療中の管理は原則月1回の対面メンテナンスです。


出典: DPEARL 公式サイト

自分の歯並びは適応?マウスピース矯正で対応できる症例とできない症例

マウスピース矯正は万能ではありません。契約後に「適応外だった」と分かる事態を避けるため、対応できる症例とできない症例を正しく知っておきましょう。

マウスピース矯正で対応できる症例とできない症例を2カラムで対比したイラスト。左(対応できる):すきっ歯、軽度の出っ歯、前歯のガタガタ、歯の移動量が少ない部分的な乱れ。右(ワイヤー矯正や外科手術が必要):骨格的な問題をともなう症例、重度の不正咬合、顎変形症(外科手術レベル)、永久歯が生えそろっていない小児。最終判断は初回診断で歯科医師が行うと注記

マウスピース矯正で対応できる歯並び

マウスピース矯正が得意とするのは、歯の移動量が比較的少ない症例です。すきっ歯・軽度の出っ歯・前歯のガタガタといった、部分的な乱れに向いています。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

ブランドによっては、叢生や中心のずれ、過蓋咬合など中度以上に対応するプランもあります。自分の症状がどのプランに該当するかは、初回診断で確かめるのが確実です。

前歯中心の軽度なケースほど、治療期間も短く費用も抑えやすい傾向があります。

ワイヤー矯正や外科手術が必要になる症例

日本矯正歯科学会のポジションステートメント(2022-07-15 第二版)では、マウスピース型矯正装置の適応は歯の移動量の少ない症例に限られるとされています。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

骨格的な問題をともなう症例や、顎の位置そのものに異常がある受け口・重度の不正咬合は、マウスピース矯正だけでは対応が難しいケースです。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

とくに顎変形症のように外科手術が必要なレベルの症例は、この記事の前半で触れたワイヤー矯正+外科手術の対象になります。該当する場合は保険適用の可能性もあるため、専門機関での診断が必要です。

永久歯が生えそろっていない小児も、学会は適応外としています。成長過程にある子どもの矯正は、小児矯正に対応する歯科医師の判断を仰ぎましょう。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

初回に歯科医師の診断を受ける仕組みか確認する

学会が問題視しているのは、歯科医師の診察を省いて装置だけを配送する形態です。診察なしで進めると、適応外の症例に無理な治療を行うリスクがあります。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

この記事で紹介したブランドは、いずれも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。適応の判定を歯科医師が行う点は、安心して検討するうえでの前提になります。

申し込み前には、診断を担当するのが歯科医師かどうかを確認しておくとよいでしょう。

保険が使えないときに費用を抑える方法|医療費控除とデンタルローン

3条件に該当せず保険が使えなかった場合でも、費用を抑える方法があります。ここで重要なのが、「健康保険の適用」と「医療費控除」を混同しないことです。

健康保険の適用と医療費控除の違いを比較したインフォグラフィック。左:健康保険の適用=治療費そのものが減る制度。自己負担が原則3割になり、支払う金額自体が小さくなる。右:医療費控除=税制上の優遇制度。支払った治療費をもとに所得から一定額を差し引き、結果として税金が軽くなる。治療費そのものが値引きされるわけではないと注記。2つは別の制度であることを強調

健康保険の適用と医療費控除は別の制度

健康保険の適用は、治療費そのものが減る制度です。自己負担が原則3割になるため、支払う金額自体が小さくなります。

一方の医療費控除は、税制上の優遇制度です。支払った治療費をもとに所得から一定額を差し引き、結果として税金が軽くなる仕組みで、治療費そのものが値引きされるわけではありません。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

この2つは別物です。保険が使えなくても、医療費控除は条件を満たせば利用できる可能性があります。

医療費控除の対象になる矯正・ならない矯正

国税庁は、歯の矯正について「発育段階にある子どもの成長を阻害しないようにするため、または不正咬合の歯列矯正など、治療を受ける人の年齢や矯正の目的などからみて必要と認められる場合」は医療費控除の対象になるとしています。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

一方で、容ぼうを美化するための矯正は対象外です。つまり、機能回復を目的とする矯正は対象になり得て、見た目だけを目的とするものは対象外という線引きになります。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

デンタルローンを利用した場合は、ローン会社が立替払いした年が控除の対象です。ただし金利・手数料に相当する部分は、医療費控除の対象になりません。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

対象になるかどうかや還付額は、個別の条件で変わります。最終的な判断は税務署・税理士に確認してください(国税庁 No.1128 に基づく)。

デンタルローン・分割払いを使うときの注意点

一括で用意できない場合は、デンタルローンやカード分割、ブランド独自の分割プランが選択肢になります。月々の負担を抑えつつ治療を始められるのが利点です。

注意

分割回数が多いほど金利・手数料がかさみ、総支払額が総額を上回る点です。

月額の数字だけでなく、最終的にいくら払うのかを必ず確認しましょう。
出典: Oh my teeth 公式サイト 分割払いの月額例

なお、顎変形症の外科矯正で保険適用になった場合は、入院・手術費が高額になれば高額療養費制度の対象になることがあります。該当しそうな方は、加入する健康保険の窓口で確認するとよいでしょう。

ワイヤー矯正との違いと治療後の後戻り対策

保険が効くケースで用いられるワイヤー矯正と、自由診療のマウスピース矯正では、治療の進め方に違いがあります。あわせて、矯正後に欠かせない保定についても押さえておきましょう。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

項目マウスピース矯正ワイヤー矯正
見た目透明で目立ちにくい装置が見えやすい
取り外し食事・歯磨き時に外せる原則外せない
対応症例移動量の少ない症例が中心幅広い症例に対応
費用自由診療(医院により異なる)条件を満たせば保険適用の場合あり

マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外せる点が支持されています。ただし対応できる症例は、歯の移動量が少ないものが中心です。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)

ワイヤー矯正は見た目の面では劣る一方、幅広い症例に対応できます。前述の3条件に当てはまる場合、保険適用の矯正はこのワイヤー矯正が前提になります。

どちらが適しているかは症例によって変わります。自己判断せず、歯科医師の診断を受けて選ぶのが確実でしょう。

治療後の後戻りと保定(リテーナー)の必要性

矯正は、装置が外れて終わりではありません。動かした歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、これを後戻りと呼びます。

後戻りを防ぐために使うのが、リテーナー(保定装置)です。矯正で整えた歯並びを安定させるため、一定期間の装着が必要になります。

保定を軽視すると、せっかくの治療費が無駄になりかねません。保定期間は動的治療と同程度かそれ以上とされることもあり、長期の見通しを持っておくことが大切です。

リテーナー代が総額に含まれるかはブランドによって異なります。再製作に費用がかかる場合もあるため、契約前に確認しておきましょう。

装置メーカー別の特徴|インビザライン・クリアコレクト・アソアライナー

ここまで紹介したブランドとは別に、矯正装置そのものを製造するメーカーがあります。これらは全国一律価格がなく、扱う医院によって費用も担当医の実績も変わるため、順位づけはせず特徴の解説として整理します。

マウスピース型矯正装置メーカー3社の特徴を比較したチャート。インビザライン(米アライン・テクノロジー社):対応症例が幅広い(部分矯正〜全顎・抜歯症例まで)/世界2,000万人以上の実績/取扱医院が価格を決定。クリアコレクト(米ストローマングループ):症例に応じた複数パッケージ/取扱医院の診断で適応決定。アソアライナー:前歯部分の歯列改善・矯正後の後戻りに特化/国内15,000件・世界65カ国に流通/全顎矯正には不向き。いずれも全国一律価格なしと注記

インビザライン(対応症例の広さと世界実績)

インビザライン公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院で検査・診断・定期診察
対応症例部分矯正から全顎・複雑症例まで(適応は医院の診断による)
実績世界2000万人以上が治療(公式サイト・2026-08-13確認)
  • 部分矯正から全顎・抜歯を伴う症例まで対応できる適応範囲の広さ
  • 世界2000万人以上が治療を受けた実績(公式サイト・2026-08-13確認)
  • 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察を受けながら進められる

インビザラインは、米アライン・テクノロジー社が製造するマウスピース型矯正装置です。マウスピース矯正を検討する際、最初に名前を目にする方も多い装置でしょう。

最大の特徴は、対応できる症例の幅広さです。部分矯正から全顎矯正、抜歯をともなう複雑な症例まで対応でき、他の装置が前歯中心・軽度〜中度に限定されるのに対し適応範囲が広いとされています。

公式サイトによると、世界で2,000万人以上が治療を受けています。この実績の多さも、装置を選ぶ際の判断材料になります。
出典: インビザライン公式サイト

インビザラインは取扱歯科医院で検査・診断・定期診察を受ける仕組みです。全国一律価格が存在しないため、価格では比較できません。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認しましょう。認定医・専門医は日本矯正歯科学会のサイト(https://www.jos.gr.jp/)で検索できます。

クリアコレクト(取扱医院で選べるパッケージ)

クリアコレクト公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院が管理
対応症例複数のパッケージあり(適応は医院の診断による)
  • 症例に応じて複数のパッケージから選べる
  • 取扱歯科医院が検査・診断から治療経過の管理までを行う
  • 価格は取扱医院により異なるため、医院で総額を確認する必要がある

クリアコレクトは、米ストローマングループが手がけるマウスピース型矯正装置です。症例に応じて選べる複数のパッケージを持っています。

インビザラインと同様にメーカーであり、全国一律価格が存在しません。適応はパッケージと取扱医院の診断によって決まります。

かかりつけ医院が取り扱っている方や、インビザライン以外の装置も検討したい方の選択肢になります。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認しましょう。

アソアライナー(前歯・後戻りへの特化)

アソアライナー公式サイト
提供形態メーカー(取扱医院で提供)
矯正費用(総額)取扱医院により異なる
料金の内訳全国一律価格なし(取扱医院により異なる)
通院・経過確認取扱歯科医院で診療
対応症例前歯部分の歯列改善・矯正後の後戻りに特化
実績国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
  • 前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化
  • 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
  • 全顎矯正には向かないため、適応かどうかを医院で確認する

アソアライナーは、前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化した装置です。全顎矯正には向かない点を、あらかじめ押さえておく必要があります。

公式によると、国内15,000件の実績があり、世界65カ国に流通しています。前歯だけを部分的に整えたい方や、以前の矯正後に後戻りした方には、目的が合致する選択肢です。
出典: アソアライナー公式サイト

一方で、適応が前歯部分に限られるため、全顎矯正が必要なケースには適しません。目的が合えば、過剰な費用や期間を避けられる点が利点です。

取扱歯科医院で診療を受ける仕組みで、全国一律価格はありません。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認しましょう。

よくある質問(Q&A)

Q保険が使える矯正でもマウスピースは選べる?
A

保険適用の矯正では、原則としてワイヤー矯正が前提になります。マウスピース矯正は基本的に自由診療です。

保険が効く3条件に該当しても、マウスピースを希望する場合は全額自己負担になると考えておきましょう。装置の選択は、診断を受ける医療機関に確認してください。

Q途中で保険適用が取り消されることはある?
A

保険適用は、診断された条件に基づいて行われます。治療方針が変わり、保険の要件を満たさなくなった場合などに、扱いが変わる可能性はあります。

不安がある場合は、どの範囲が保険の対象か、どのような場合に自由診療へ切り替わるのかを、治療開始前に医療機関へ確認しておくと安心です。

Q顎変形症の手術前後の矯正も保険の対象になる?
A

顎変形症で外科手術をともなう場合、手術の前後に行う術前矯正・術後矯正も保険の対象に含まれます。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

ただし、これらを保険で受けられるのは顎口腔機能診断施設として届出のある医療機関に限られます。受診先がこの届出をしているかを確認しておきましょう。

Q高額療養費制度や自立支援医療と併用できる?
A

顎変形症の外科矯正で入院・手術費が高額になった場合、高額療養費制度の対象になることがあります。自己負担が一定額を超えた分が払い戻される制度です。

先天性疾患などでは、育成医療・更生医療といった自立支援医療との関わりもあります。併用の可否や手続きは、医療機関と加入する健康保険の窓口に確認してください。

Q子どもの矯正は保険が使える?
A

子どもの矯正も、見た目を整える目的であれば自由診療です。保険が使えるのは、厚労省指定の先天性疾患や永久歯萌出不全による咬合異常といった条件を満たす場合に限られます。

検診で永久歯の萌出不全を指摘された場合などは、指定自立支援医療機関で診断を受けると、保険適用の可否が分かります。医療費控除は、必要と認められる矯正であれば対象になり得ます。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例

まとめ|保険適用は例外、自分のケースを見極めて選ぶ

歯列矯正で健康保険が使えるのは、厚労省指定の先天性疾患・永久歯萌出不全による咬合異常・顎変形症の外科矯正という3つのケースだけです。しかも治療を受けられるのは、指定自立支援医療機関または顎口腔機能診断施設に限られます。

マウスピース矯正は、これらに該当する場合でも基本的に自由診療です。見た目を整える目的の矯正は、保険の対象外と考えておきましょう。

保険が使えなかった場合でも、医療費控除やデンタルローンといった負担軽減策があります。健康保険の適用と医療費控除は別の制度である点を押さえ、該当する制度を活用してください。

マウスピース矯正を選ぶ際は、初回診断で自分の歯並びが適応かを必ず確認することが出発点です。自分のケースを正しく見極めたうえで、納得できる選択をしていきましょう。

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