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監修2026年8月 監修
梶 敬太
歯科医師/矯正アドバイザー
医療法人社団 新心会
2011年愛知学院大学歯学部卒業、2012年愛知学院大学附属病院研修修了。2012年より愛知県内の矯正専門歯科医院にて小児矯正・ワイヤー矯正・マウスピース矯正を主任矯正医として担当。2016年〜2025年 医療法人スワン会 矯正指導医。2023年より医療法人社団 新心会 矯正アドバイザー。Tweed Foundation Course 修了。
監修範囲:本記事のうち医学的な記述について監修を受けています。料金・掲載順位等の編集判断は当サイトによるものです。

統括監修
冨田 和志
歯科医師/医療法人社団 新心会 理事長
明海大学歯学部卒業。明海大学病院、優歯科クリニック勤務、北上尾歯科の副院長を経て、2015年に新心会グループ最初のクリニックを開院。
マウスピース矯正を始めてしばらく経つと、以前と噛み合わせの感覚が違うことに気づいて不安になる方は少なくありません。歯並びの見た目だけでなく、奥歯の咬合までしっかり整うのか、今感じている違和感は治療の過程として正常なのか——気になるところだと思います。
マウスピース矯正は歯を少しずつ動かす治療です。その過程で、一時的に噛み合わせがずれたように感じる時期があります。
一方で、奥歯の噛み合わせを大きく変える動きはアライナー単独では苦手な領域です。そこを補うために顎間ゴムを併用するケースもあります。
この記事では、噛み合わせが治せる症例と治せない症例の線引き、治療中の違和感が正常な範囲かどうかの見極め方、治療後も違和感が残ったときの相談の進め方までを整理します。噛み合わせ改善で後悔しないためのブランドの選び方も、あわせて確認していきましょう。

| 項目 | おすすめスマイルモア矯正 | Zenyum | ウィ・スマイル矯正 |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
| 総額(最安) | 187,000円(税込)〜 | 300,000円(税込)〜 | 231,000円(税込)〜 |
| 精密検査料 | ー | 22,000円(税込)〜 | ー |
| 初診・相談料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 特徴 |
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| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
- 前歯の並びは得意、奥歯の咬合は苦手。顎間ゴムで補うのが基本
- 治療中に噛み合わせが一時的にずれるのは歯が動く過程の正常な変化
- 適応は歯の移動量が少ない症例に限られ、骨格性は外科が必要な場合あり
- 治療後も違和感が続くときは担当医への相談・保証制度の活用を検討
マウスピース矯正で噛み合わせは治せる?まず知っておきたい結論
マウスピース矯正で噛み合わせは治せる?まず知っておきたい結論
結論から言うと、マウスピース矯正でも噛み合わせを整えることは可能です。ただし、すべての噛み合わせに対応できるわけではありません。
得意なのは前歯の並びを整える動きです。奥歯の咬合を大きく変える治療は難易度が高く、アライナー単独では限界があります。
そのため奥歯の噛み合わせを動かす場面では、顎間ゴムなどの補助装置を併用して力を補うのが一般的です。治療中に噛み合わせが一時的にずれたように感じるのも、歯が動いている過程で起こる正常な変化のことが多くあります。
治療後も違和感が残る場合は、我慢せず担当医に相談するのが基本の道筋です。この記事ではその判断基準を具体的に示していきます。
前歯は得意・奥歯の咬合は苦手という前提
マウスピース矯正は、前歯を傾けたり並べ替えたりする動きを比較的得意とします。すきっ歯や軽度の出っ歯、前歯のガタつきは対応しやすい症例です。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
一方、奥歯を大きく移動させたり咬み合う高さを変えたりする動きは、力のかけ方が難しくなります。アライナーだけでは思うように動かせないことがあるのです。
この苦手を補うのが顎間ゴムをはじめとする補助装置です。治療計画の段階で、どこまで奥歯を動かす必要があるかを歯科医師が診断します。
治療中に噛み合わせが一時的にずれる時期がある
矯正の途中では、一部の歯だけが先に動くタイミングがあります。この間は上下の歯が均等に当たらず、噛み合わせがずれたように感じやすくなります。
多くの場合、これは最終的な位置へ向かう移行期の感覚です。計画どおりに動けば、治療が進むにつれて全体が噛み合う位置に収束していきます。
ただし、違和感が強まり続ける・特定の歯だけが痛むといった場合は、移行期とは別の問題の可能性もあります。見極めの目安は後半のセクションで詳しく解説します。
マウスピース矯正の費用相場早見表|ブランド別の総額を比較
噛み合わせの改善を考えるうえで、まず気になるのが総額と治療期間でしょう。全国一律価格を公開しているブランド型を中心に、総額レンジと管理方法を一覧にまとめました。
マウスピース矯正は自由診療のため費用は全額自己負担で、医院により価格が異なります。表の金額はあくまで公式表示の目安としてご覧ください。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
| ブランド | 総額目安(税込) | 治療期間の目安 | 管理・通院方法 |
|---|---|---|---|
| スマイルモア矯正 | 187,000〜429,000円 | 最短3ヶ月(個人差あり) | 全国の提携院で対面 |
| Zenyum | 300,000〜630,000円 | 約4〜10ヶ月 | 提携院で精密検査+専用アプリ |
| ウィ・スマイル矯正 | 231,000〜880,000円 | 3〜11ヶ月 | 全国の提携院で対面 |
| キレイライン矯正 | 99,000〜539,000円 | 約2〜12ヶ月 | 提携クリニックで対面診療 |
| 湘南美容クリニック | 303,000〜528,000円 | 約4〜10ヶ月 | 開始直後は月1回、以降2〜3ヶ月に1回 |
| マウスピース矯正ローコスト | 176,000〜660,000円 | 約1〜6ヶ月 | LINE管理+定期通院で対面チェック |
| レオン矯正 | 300,000〜1,200,000円 | 半年〜3年(プランによる) | 全国の提携院で対面 |
| Oh my teeth | 330,000〜880,000円 | 約2ヶ月〜3年 | 開始後の通院は原則不要 |
| hanaravi | 330,000〜660,000円 | 5〜18ヶ月 | 2週間ごとに写真で経過確認 |
| DPEARL | 308,000〜693,000円 | 約3〜12ヶ月 | 原則月1回の対面メンテナンス |
表の金額は公式サイトに記載のある範囲です。精密検査料やリテーナー代など、総額に含まれない費用が別途かかる場合があります。詳細は後半の費用セクションで補足します。
噛み合わせで後悔しないマウスピース矯正の選び方
噛み合わせで後悔しないマウスピース矯正の選び方
噛み合わせの改善を重視するなら、価格や通いやすさだけで選ぶと後悔につながりかねません。奥歯の咬合に関わる処置をどこまで担えるかを軸に見ていきましょう。
ここでは優劣を判定するのではなく、確認しておきたい観点を4つに整理します。本記事は特定のクリニックが運営するものではなく、独立した立場で各院の情報を整理・比較しています。自分のケースに照らして、どの軸を重視するか考えてみてください。
奥歯の咬合・難症例への対応実績で見る
奥歯の噛み合わせを動かす治療は難易度が高いため、ブランドやクリニックごとに対応できる症例の幅が異なります。
公式に対応症例を明示しているか、重度の症例まで扱えるかを確認しておくと安心です。前歯中心のプランと全顎対応のプランでは、カバーできる範囲が変わります。
顎間ゴムなど補助装置の説明の丁寧さ
奥歯の咬合調整では、顎間ゴムの併用が必要になることがあります。補助装置の必要性を事前に説明してくれるかは重要な判断材料です。
後から急に追加装置を指示されると不安が募ります。想定される処置を先に示してくれるクリニックは、治療の見通しが立てやすいでしょう。
治療中の経過モニタリング体制
噛み合わせの変化に気づいたとき、すぐ相談できる体制があるかは大きな差になります。通院頻度と異常時の連絡手段を確認しておきましょう。
DPEARLのように月1回の対面メンテナンスがつくブランドもあれば、hanaraviのように2週間ごとに写真で経過を確認する運用もあります。来院型とオンライン管理型は優劣ではなく生活スタイルで選ぶものです。自分が安心できる管理方法を選ぶとよいでしょう。
注意
診察なしでアライナーのみが届く形態は学会が問題として指摘しています。
オンライン管理型であっても初回の歯科医師による検査・診断は必須です。経過確認の手段が写真やアプリであっても、スタートは対面診療が前提となります。
追加費用と保証制度の明確さ
計画どおりに歯が動かなかった場合に備え、追加アライナーや保証制度の有無を確認しておくことをおすすめします。
POINT
保証の条件を公式に明示しているブランドもあります。
マウスピース矯正ローコストの「あんしん補償制度」や、DPEARLの返金対応のように、条件を公式に明示しているブランドもあります。高額な契約だからこそ、保証の条件を事前に把握しておくと安心です。
噛み合わせ改善で選びたいマウスピース矯正ブランド10選
噛み合わせ改善で選びたいマウスピース矯正ブランド10選
| 項目 | スマイルモア矯正 | Zenyum | ウィ・スマイル矯正 | キレイライン矯正 | 湘南美容クリニック | マウスピース矯正ローコスト | レオン矯正 | Oh my teeth | hanaravi | DPEARL |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総額(税込) | 187,000円〜429,000円(税込) | 300,000円〜630,000円(税込) | 231,000円〜880,000円(税込) | 99,000円〜539,000円(税込) | 303,000円〜528,000円(税込) | 176,000円〜660,000円(税込) | 300,000円〜1,200,000円(税込) | 330,000円〜880,000円(税込) | 330,000円〜660,000円(税込) | 308,000円〜693,000円(税込) |
| 精密検査料 | ー | 22,000円(税込)〜 | ー | ー | ー | クリニックにより異なる | ー | 無料 | 無料 | ー |
| 初診・相談料 | 無料 | 無料 | 無料 | ー | ー | 無料〜(クリニックにより異なる) | 無料 | 無料 | 無料 | 3,300円(税込)〜 |
| リテーナー代 | ー | ー | ー | ー | ー | 22,000円(税込)〜 | ー | ー | 無料 | 無料 |
| 治療期間 | 最短3ヶ月(個人差あり) | ゼニュムクリア 約4ヶ月/クリア・プラス 約7ヶ月/クリア・プラス+ 約10ヶ月 | 3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり) | 約2〜12ヶ月(症例による) | クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月 | ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月(シミュレーション確認後 最短2週間で開始) | インビザラインライト 半年〜1年/インビザラインフル 1.5〜3年 | Lite 約2ヶ月/Basic 平均3ヶ月(最長約6ヶ月)/Pro 平均6ヶ月(最長約12ヶ月)/インビザライン 2〜3年(いずれも保定期間を除く) | Basic 5〜7ヶ月/Medium 7〜10ヶ月/Pro 8〜18ヶ月 | SHORT 平均3ヶ月/STANDARD 平均6ヶ月/LONG 平均9ヶ月/HYBRID 平均12ヶ月 |
| 通院頻度 | ー | 提携院で精密検査、専用アプリで装着状況と進捗を管理 | ー | 提携クリニックで対面診療 | 開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度 | LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック | ー | 矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院) | 2週間ごとに経過写真を確認し通院回数を削減(処置が必要な場合は来院) | 原則月1回の対面メンテナンス |
| 対応症例 | 主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能) | クリア=軽中度(上下最大20本・最大15枚)/クリア・プラス=重度(上下すべての歯・最大25枚)/クリア・プラス+=複雑症例(セット数無制限)。抜歯や固定器具を併用するウルトラは料金非公表 | 叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応 | すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり) | すきっ歯(空隙歯列弓)・出っ歯(上顎前突)・八重歯・深いかみ合わせ・中心のずれ・受け口・ガタガタした歯並び(叢生)・交叉咬合。適応外=重度の不正咬合、顎の骨格の問題、歯周病、インプラントが多い場合、永久歯が未完成な子ども・埋伏歯 | 軽度〜重度の乱れまで対応(すきっ歯・出っ歯は最短1ヶ月のミニプラン、他社で断られたガタガタな歯並びも相談可)。拡大装置(拡大床)は使用しない | ー | 叢生・上顎前突・空隙歯列弓・八重歯・受け口・開咬・中心ズレ・過蓋咬合(症状が強い場合は適応外) | ガタガタ・出っ歯・すきっ歯・開咬・中心ズレ・受け口・過蓋咬合(外科手術が必要な症例は対応不可) | 出っ歯・ガタガタ・すきっ歯・ねじれ・受け口・過蓋咬合・開咬・交叉咬合・矯正後の後戻り |
| 保証 | ー | ー | ー | ー | ー | あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。矯正終了後のリテーナーはミニプランを除くプランで1セット無料、再製作は上下セット22,000円・片顎11,000円(税込) | 契約から5年以内は何度印象を採り直しても無料でマウスピースを再作製(5年保証)。見積もり以上の金額は請求しない | Basic・Pro・インビザラインは治療終了後の再矯正1回が条件付きで無償(1日20時間以上の装着が条件。Liteプランは対象外) | ー | シミュレーション通りに歯が動かないと判断された場合、契約内容に基づき返金対応 |
| 支払い方法 | デンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜) | 最大84回払い(月5,400円〜) | 分割払い(8回・12回コース 月額3,000円〜、18回 4,310円〜、24回 5,500円〜。分割手数料は別途) | デンタルローン・クレジットカード・現金/振込(18歳以上、高校生を除く。詳細は提携クリニックにより異なる) | 分割払い(クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜) | カード分割払い・デンタルローン(100回払い。手数料除く)/ローコストPay(分割最大36回・金利手数料0円、月々4,888円〜) | ー | デンタルローン(2〜120回)・クレジットカード・銀行振込 | 一括・月額分割・クレジットカード分割・デンタルローン(月々3,600円〜/年利2.5%91回の場合) | ー |
ここからは、ブランド型のマウスピース矯正を紹介順に10社取り上げます。掲載順は当サイトの紹介順で、優劣を評価したものではありません。
いずれも自由診療で、費用は医院により異なります。各ブランドの特徴を、噛み合わせ改善の観点も交えて確認していきましょう。なお、料金や適応の詳細は各ブランドの公式サイトや提携院で問い合わせでき、記事末のリンクから各公式サイトの問い合わせ先に到達できます。
スマイルモア矯正

| 提供形態 | ブランド(全国の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 187,000円〜429,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 軽度 18.7万円/中度 33万円/重度 42.9万円(いずれも税込) |
| 治療期間の目安 | 最短3ヶ月(個人差あり) |
| 対応症例 | 主に前歯6本が対象(下の歯も矯正可能) |
| 実績 | 予約者数10,000人以上 |
| 初回カウンセリング | 0円 |
| 分割払い | デンタルローン(軽度 月々約3,000円〜/中度 約4,400円〜/重度 約5,700円〜) |
- 初回カウンセリングが0円で、軽度なら総額18.7万円(税込)から始められる
- 最短3ヶ月で治療が終わるプランがある
- 主に前歯6本が対象のため、奥歯を含む全体矯正には向かない
スマイルモア矯正は全国29都道府県・214院を展開するブランドで、予約者数は10,000人以上にのぼります。主に前歯6本を対象とし、下の歯の矯正にも対応します。
費用は187,000〜429,000円で、デンタルローンなら軽度で月々約3,000円から。最短3ヶ月という治療期間の短さも特徴です(個人差あり)。
通いやすさや説明の丁寧さに関する声が複数の院で見られ、年中無休の院もあります。前歯を中心に整えたい方が通院しやすいブランドと言えるでしょう。
Zenyum|最大84回払いで月々の負担を抑えられる

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 300,000円〜630,000円(税込) |
| 料金の内訳 | ゼニュムクリア30万円/クリア・プラス54.5万円/クリア・プラス+63万円。別途、精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う |
| 治療期間の目安 | クリア約4ヶ月/プラス約7ヶ月/プラス+約10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 提携院で検査、アプリで経過確認(アライナー交換は10日ごと) |
| 対応症例 | すきっ歯・叢生・クロスバイト・出っ歯・オープンバイトなど(上位プランほど対応範囲が広い) |
| 分割払い | 最大84回払い(月5,400円〜) |
- ゼニュムクリア30万円(税込)から、症例に応じてプラス・プラス+の3プラン
- 提携院で精密検査を受け、専用アプリで装着状況と進捗を管理できる
- 総額とは別に精密検査費2.2〜3.3万円をクリニックへ支払う
Zenyumは最大84回払いに対応し、月々5,400円から始められる分割条件が特徴です。総額を一度に用意しにくい方でも、月額ベースで検討しやすくなっています。
ただし、分割の月額とは別に精密検査費が22,000円かかる点は押さえておきましょう。月額だけで総支払額を判断しないことが大切です。
症例に応じてクリア・クリアプラス・クリアプラス+の3段階があり、重度や複雑な症例にも対応します。提携院での精密検査と専用アプリでの進捗管理を組み合わせる運用です。
ウィ・スマイル矯正

| 提供形態 | ブランド(全国100院以上の提携歯科医院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 231,000円〜880,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 8回23.1万円/12回35.2万円/18回51.7万円/24回66万円/30回88万円(1回コース1,650円のお試しあり) |
| 治療期間の目安 | 3〜11ヶ月(平均動的期間・個人差あり) |
| 通院・経過確認 | 提携歯科医院で対面診療 |
| 対応症例 | 叢生・出っ歯・受け口・口元突出など。部分矯正から全体矯正まで対応 |
| 初診料・調整料 | いずれも0円(調整料は治療費に含む) |
| 分割払い | 8回・12回コース 月額3,000円〜/18回 4,310円〜/24回 5,500円〜(分割手数料は別途) |
- 初診料0円・調整料0円で、表示されたコース料金以外の追加費用が発生しにくい
- 部分矯正から全体矯正まで回数コースで選べ、1回コース1,650円から試せる
- 提携院ごとに担当する歯科医師が変わるため、通う医院は事前に確認したい
ウィ・スマイル矯正は全国23都道府県・105院を展開し、部分矯正から全体矯正まで対応します。叢生・出っ歯・受け口・口元の突出など、幅広い症状を扱えるのが特徴です。
1回コース1,650円(税込)で試せるため、いきなり高額な契約に踏み出すのが不安な方も始めやすいでしょう。調整料は治療費に含まれ0円です。
分割払いは8回・12回コースで月額3,000円から。全体矯正まで視野に入れつつ、負担を抑えたい方に向いています。
キレイライン矯正|12枚9.9万円から始められる

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 99,000円〜539,000円(税込) |
| 料金の内訳 | 20枚9.9万円/52枚24.2万円/160枚42.9万円/枚数無制限53.9万円(参考価格・クリニックにより異なる) |
| 治療期間の目安 | 約2〜12ヶ月(症例による) |
| 通院・経過確認 | 提携クリニックで対面診療 |
| 対応症例 | すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯など(症状が強い場合は適応外の注記あり) |
- 20枚9.9万円から始められ、矯正の初期費用を抑えやすい
- 提携クリニックで歯科医師の対面診療を受けられる
- 枚数無制限プランは53.9万円。症例により総額が変わる点は要確認
キレイライン矯正は、参考価格12枚99,000円から始められる入りやすさが魅力です。他ブランドの最低価格と比べても、初期のハードルが低く設定されています。
ただし枚数制のため、症例によって総額が上がる点には注意が必要です。枚数無制限プランは539,000円で、自分の症状でどこまで必要かを診療で確認しておきましょう。
全国39都道府県の提携クリニックで対面診療を受けられます。すきっ歯・出っ歯・ガタガタな歯並びに対応しますが、症状が強い場合は適応外となることもあります。
湘南美容クリニック

| 提供形態 | 美容クリニック(全国のSBC歯科・矯正歯科で提供) |
| 矯正費用(総額) | 303,000円〜528,000円(税込) |
| 料金の内訳 | クリアコレクトMINI 30.3万円/インビザラインGO 35.55万円/インビザラインモデレート 52.8万円(いずれも通常価格) |
| 治療期間の目安 | クリアコレクトMINI・インビザラインGO 約4〜6ヶ月/インビザラインモデレート 約8〜10ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 開始直後は1ヶ月に1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回程度 |
| 取扱装置 | クリアコレクト/インビザライン |
| 分割払い | クリアコレクトMINIは初回5,417円・月々3,200円〜 |
| キャンペーン | モニター価格あり(MINI 28.8万円/GO 33.55万円/モデレート 49.8万円) |
- 全国展開のSBCグループで、マウスピース矯正を30.3万円(税込)から受けられる
- クリアコレクトとインビザラインの2種類を症例に応じて選べる
- モニター価格が用意されている一方、取扱プランは院ごとに異なる
湘南美容クリニックのマウスピース矯正は、クリアコレクトとインビザラインを扱います。すきっ歯・出っ歯・八重歯・深いかみ合わせ・受け口・叢生など、対応する症例の幅が広いのが特徴です。
費用は303,000〜528,000円で、クリアコレクトMINIなら月々3,200円からの分割に対応します。開始直後は月1回、以降は2〜3ヶ月に1回程度の通院で経過を見ます。
重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は適応外となります。噛み合わせの状態をまず診断してもらいたい方に向いているでしょう。
マウスピース矯正ローコスト

| 提供形態 | ブランド(全国24都道府県の提携歯科クリニックで診療。新宿・池袋には直営の専門クリニック) |
| 矯正費用(総額) | 176,000円〜660,000円(税込) |
| 料金の内訳 | ミニプラン17.6万円/ライトプラン33万円/スタンダードプラン55万円/プロプラン66万円(いずれも税込) |
| 治療期間の目安 | ミニ 約1ヶ月/ライト 約2ヶ月/スタンダード 約4ヶ月/プロ 約6ヶ月。シミュレーション確認後 最短2週間で開始 |
| 初回検診料 | 無料〜(クリニックによっては発生する場合あり) |
| 処置料・調整料 | クリニックによって異なる(専門クリニックはプラン料金に含む) |
| リテーナー | ミニプランを除くプランは1セット無料。矯正終了後の製作・再製作は上下セット22,000円/片顎11,000円(税込) |
| 通院・経過確認 | LINEで日常管理し、定期的な通院で対面チェック |
| 対応症例 | 軽度〜重度の乱れまで対応。拡大装置(拡大床)は使用しない |
| 保証 | あんしん補償制度(治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供。ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件) |
| 分割払い | カード分割払い・デンタルローン(100回払い・手数料除く)でミニ月々1,760円〜/ライト3,300円〜/スタンダード5,500円〜/プロ6,600円〜。ローコストPay(最大36回・金利手数料0円)は月々4,888円〜 |
| 診療体制 | 監修医3名が製造工程まで監修。国内自社工場でマウスピースを製造 |
- プラン料金は17.6万円〜66万円(税込)で、平均治療期間は約1〜6ヶ月
- 全国24都道府県の提携歯科クリニックで受けられ、新宿・池袋には直営の専門クリニックがある
- 専門クリニックはプラン料金に検査・保定装置・処置料を含むが、提携クリニックは初回検診料や処置料が別途かかる場合がある
マウスピース矯正ローコストは、軽度から重度の乱れまで幅広く対応するブランドです。他社で断られたガタガタな歯並びも相談できると案内しています。
特筆すべきは「あんしん補償制度」です。治療計画どおりに進まなかった場合、シミュレーションとマウスピース製作を無料で1回提供します(ライト・スタンダード・プロプランのみ、歯科医師の判断が条件)。
LINEで日常管理しつつ、定期的な通院で対面チェックを受ける運用です。保証を重視しながら費用も抑えたい方に向いています。
レオン矯正

| 提供形態 | 矯正歯科グループ(全国80院以上の提携院で診療) |
| 矯正費用(総額) | 約30万円〜約120万円(公式サイトに税表記なし) |
| 料金の内訳 | インビザラインライト 約30万〜60万円/インビザラインフル 約80万〜120万円/インビザラインファースト(6〜10歳)約30万〜80万円 |
| 治療期間の目安 | インビザラインライト 半年〜1年/インビザラインフル 1.5〜3年 |
| 取扱装置 | インビザライン |
| 実績 | 症例実績400症例以上・累計患者数1,500名 |
| 保証 | 契約から5年以内は何度印象を採り直しても無料でマウスピースを再作製。見積もり以上の金額は請求しない |
| 初診相談 | 無料 |
- 契約から5年以内なら何度でも無料でマウスピースを作り直せる5年保証がある
- 全国28都道府県・80院以上の提携院から通う医院を選べる
- インビザライン専門のため、他ブランドとの比較検討はできない
レオン矯正はインビザラインを用いるブランドで、症例実績400症例以上・累計患者数1,500名を公表しています。全国28都道府県・80院を展開します。
契約から5年以内は、何度印象を採り直してもマウスピースを無料で再作製する5年保証を設けています。見積もり以上の金額は請求しないとも明示しています。
インビザラインライトで半年〜1年、フルで1.5〜3年と、症例に応じた治療期間を想定しています。全顎にわたる矯正まで見据えたい方に向いているでしょう。
Oh my teeth|矯正開始後の通院が原則不要

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 330,000円〜880,000円(税込) |
| 料金の内訳 | Basic 33万円(前歯12本)/Pro 66万円(前歯24本)/インビザライン フル 88万円(全顎) |
| 治療期間の目安 | Basic 4ヶ月/Pro 6ヶ月(公式サイト掲載の症例における治療期間・保定期間を除く) |
| 通院・経過確認 | 矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院) |
| 対応症例 | 叢生・上顎前突・空隙歯列弓・八重歯・受け口・開咬・中心ズレ・過蓋咬合(症状が強い場合は適応外) |
| カウンセリング | あり(初診料・カウンセリング・検査すべて無料) |
| 分割払い | 医療ローン・クレジットカード・銀行振込 |
- 矯正開始後の通院は原則不要(初回診断と矯正前後の処置は来院)
- Basicプランは4ヶ月・Proプランは6ヶ月(公式掲載の症例/保定期間を除く)
- 初診料・カウンセリング・検査がすべて無料
Oh my teethは、矯正開始後の通院が原則不要という点が特徴です。初回診断と矯正前後の処置では来院が必要ですが、定期通院の負担を大きく減らせます。
仕事や育児で通院時間を取りにくい方、遠方に住む方にとって大きな差になるでしょう。初回診断が無料である点も、始めやすさにつながります。
Basic・Pro・インビザラインは、条件を満たせば治療後の再矯正1回が無償です(1日20時間以上の装着が条件。Liteは対象外)。叢生・上顎前突・受け口・過蓋咬合など幅広い症状に対応します。
hanaravi|症状の程度で選べる3プラン

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 330,000円〜660,000円(税込) |
| 料金の内訳 | Basic 30万円/Medium 45万円/Pro 60万円(いずれも公式は税抜表示。左記は税込換算) |
| 治療期間の目安 | Basic 5〜7ヶ月/Medium 7〜10ヶ月/Pro 8〜18ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 2週間ごとに経過写真を確認し通院回数を削減(処置が必要な場合は来院) |
| 対応症例 | ガタガタ・出っ歯・すきっ歯・開咬・中心ズレ・受け口・過蓋咬合(外科手術が必要な症例は対応不可) |
| カウンセリング | あり(初回の無料相談・検査) |
| 分割払い | 月額・クレジットカード分割・デンタルローン(月々3,600円〜) |
- 症状に応じてBasic/Medium/Proの3プランから選べる
- プランごとに治療期間を明示(Basic 5〜7ヶ月/Pro 8〜18ヶ月)
- 2週間ごとの写真確認で通院回数を抑えられる
hanaraviは、症状の程度に応じてBasic・Medium・Proの3プランを用意しています。治療期間がプランごとに明示されているのが特徴です。
Basicは5〜7ヶ月、Mediumは7〜10ヶ月、Proは8〜18ヶ月が目安。総額レンジだけでなく、自分の症状ならどのプラン・どの期間かを事前に見積もりやすくなっています。
2週間ごとに経過写真を確認し、通院回数を抑える運用です。ガタガタ・出っ歯・開咬・過蓋咬合などに対応しますが、外科手術が必要な症例は扱えません。中度以上の歯並びで見通しを立てたい方に向いています。
DPEARL|月1回の対面メンテナンスと返金対応

| 提供形態 | ブランド |
| 矯正費用(総額) | 308,000円〜693,000円(税込) |
| 料金の内訳 | SHORT 30.8万円/STANDARD 42.9万円/LONG 55.44万円/HYBRID 69.3万円。初診料3,300円が別途必要 |
| 治療期間の目安 | SHORT 平均3ヶ月/STANDARD 平均6ヶ月/LONG 平均9ヶ月/HYBRID 平均12ヶ月 |
| 通院・経過確認 | 原則月1回の対面メンテナンス |
| 対応症例 | 出っ歯・ガタガタ・すきっ歯・ねじれ・受け口・過蓋咬合・開咬・交叉咬合・矯正後の後戻り |
| カウンセリング | あり |
| 返金対応 | シミュレーション通りに歯が動かないと判断された場合、契約内容に基づき返金対応 |
- 原則月1回の対面メンテナンスを受けながら進められる
- シミュレーション通りに歯が動かない場合の返金対応を公式に明記
- 治療期間別に4プラン(SHORT 平均3ヶ月〜HYBRID 平均12ヶ月)
DPEARLは、原則月1回の対面メンテナンスがつくブランドです。オンライン完結型が増えるなかで、対面で診てもらいたい方に向いています。
加えて、シミュレーションどおりに歯が動かないと判断された場合、契約内容に基づき返金対応を行うと明示しています。返金条件を公開するブランドは多くありません。
SHORT・STANDARD・LONG・HYBRIDの4プランがあり、出っ歯・受け口・過蓋咬合・開咬・交叉咬合など幅広い症例に対応します。初診料3,300円が別途必要な点は確認しておきましょう。
装置メーカーで選ぶなら|インビザライン・クリアコレクト・アソアライナー
これまで紹介したブランド型とは別に、マウスピースそのものを製造する「装置メーカー」があります。メーカーは全国一律価格を持たず、扱う医院によって費用も担当医の実績も変わります。
メーカーは全国一律価格を持たず、扱う医院によって費用も担当医の実績も変わります。
ここでは順位づけをせず、3つの代表的なメーカーの特徴と医院の探し方を整理します。自分の症例に合う装置を選ぶ参考にしてください。
インビザライン(対応症例の広さと実績)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察 |
| 対応症例 | 部分矯正から全顎・複雑症例まで(適応は医院の診断による) |
| 実績 | 世界2000万人以上が治療(公式サイト・2026-08-13確認) |
- 部分矯正から全顎・抜歯を伴う症例まで対応できる適応範囲の広さ
- 世界2000万人以上が治療を受けた実績(公式サイト・2026-08-13確認)
- 取扱歯科医院で検査・診断・定期診察を受けながら進められる
インビザラインは、米アライン・テクノロジー社が製造するマウスピース型矯正装置です。世界で2,000万人以上が治療を受けたと公式が公表しています。
出典: インビザライン公式サイト
対応できる症例の幅が広いことが大きな特徴です。前歯だけの部分矯正から、全顎矯正、抜歯を伴う複雑な症例まで扱えるため、他ブランドで適応外と言われた方の選択肢になります。
奥歯の噛み合わせを大きく動かす必要がある難症例でも、顎間ゴムなどを併用しながら治療計画を組めます。価格は取扱医院により異なるため、金額では比較できません。
取扱医院は、インビザラインを導入している歯科医院を調べて探します。同じ装置でも医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認しましょう。認定医・専門医は日本矯正歯科学会のサイト(https://www.jos.gr.jp/)で検索できます。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 認定医・専門医・指導医の検索
クリアコレクト(取扱医院で選べるパッケージ)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院が管理 |
| 対応症例 | 複数のパッケージあり(適応は医院の診断による) |
- 症例に応じて複数のパッケージから選べる
- 取扱歯科医院が検査・診断から治療経過の管理までを行う
- 価格は取扱医院により異なるため、医院で総額を確認する必要がある
クリアコレクトは、米ストローマングループが製造する装置です。症例に応じて複数のパッケージから選べる構造になっています。
インビザラインと同じくメーカーのため、全国一律の価格は存在しません。取扱医院の診断に基づいて、適したパッケージが選ばれます。
対応できる症例の幅はパッケージによって変わるため、まず医院で診断を受けるのが前提です。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認してください。
アソアライナー(前歯・後戻りへの特化)

| 提供形態 | メーカー(取扱医院で提供) |
| 矯正費用(総額) | 取扱医院により異なる |
| 料金の内訳 | 全国一律価格なし(取扱医院により異なる) |
| 通院・経過確認 | 取扱歯科医院で診療 |
| 対応症例 | 前歯部分の歯列改善・矯正後の後戻りに特化 |
| 実績 | 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式) |
- 前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化
- 国内15,000件・世界65カ国に流通(公式)
- 全顎矯正には向かないため、適応かどうかを医院で確認する
アソアライナーは、アソインターナショナルが製造する国産の装置です。国内15,000件・世界65カ国に流通していると公式が公表しています。
出典: アソアライナー公式サイト
前歯部分の歯列改善と、矯正後の後戻りへの対応に特化している点が特徴です。全顎にわたる矯正や抜歯を伴う難症例には向かないため、目的が合う方に適した選択肢になります。
以前の矯正で後戻りした方、前歯だけを部分的に整えたい方に合う装置です。同じ装置でも取扱医院によって費用も担当医の実績も変わるため、医院ごとの総額と症例数を確認しましょう。
自分の歯並びは適応?治せる噛み合わせと治せない症例の線引き
自分の歯並びは適応?治せる噛み合わせと治せない症例の線引き
マウスピース矯正で噛み合わせまで整えられるかは、症例によって大きく変わります。日本矯正歯科学会のポジションステートメント(2022-07-15 第二版)は、適応が歯の移動量の少ない症例に限られ、小児や骨格的問題のある症例には適さないと示しています。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
どこまで治せるのかを先に把握しておくと、治療方針が途中で変わるリスクを減らせます。まず治せる例から見ていきましょう。
マウスピース矯正で治せる噛み合わせの例
比較的対応しやすいのは、歯の移動量が少ない症例です。すきっ歯・軽度の出っ歯・前歯のガタつき(軽度の叢生)などが該当します。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
軽度から中度の過蓋咬合や、前歯中心のずれも、プランによっては対応可能です。ただし同じ症状名でも程度によって適応は変わります。
最終的な適応は、歯科医師が検査・診断して判断します。本記事で紹介したブランドは、いずれも初回に歯科医師の検査・診断を受ける仕組みです。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
ワイヤー矯正や外科が必要になる症例
歯の移動量が大きい重度の叢生や、顎の骨格そのものに原因がある受け口・開咬は、マウスピース矯正だけでは対応しきれないことがあります。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
骨格性の不正咬合は、外科手術を併用する矯正が必要になる場合があります。永久歯が生えそろっていない子どもも、マウスピース矯正の適応外です。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
注意
学会が問題視しているのは、歯科医師の診察を省いた配送型の矯正です。
診断の結果ワイヤー矯正や外科が適すると判断されたら、その方針に従うのが安全と言えるでしょう。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
放置した場合に起こる悪影響
噛み合わせの乱れを放置すると、特定の歯に負担が集中しやすくなります。歯の摩耗や、顎関節への負担につながることがあります。
食べ物を噛み砕く効率が落ちたり、歯磨きが届きにくい部分で虫歯や歯周病のリスクが高まったりする点も見過ごせません。
見た目だけでなく機能面の問題でもあるため、気になる場合は早めに歯科医師へ相談するとよいでしょう。
スマイルモア矯正
総額187,000円(税込)〜|最短3ヶ月
奥歯の噛み合わせを動かすのが難しい理由と顎間ゴムの役割
奥歯の噛み合わせを動かすのが難しい理由と顎間ゴムの役割
「奥歯の噛み合わせはアライナーだけで本当に動くのか」——検討中の方が抱きやすい疑問です。ここでは難しさの理由と、それを補う顎間ゴムの役割を解説します。
顎間ゴムを指示されて戸惑っている方も、なぜ必要なのかを知れば受け止めやすくなるはずです。
アライナー単独が苦手な歯の動き
マウスピースは歯の表面を覆って力をかける装置です。前歯を傾ける動きは得意な一方、歯を根元から大きく引き起こしたり、奥歯を前後に動かす動きは苦手とします。
奥歯の咬み合う位置を調整するには、上下の歯に斜めの力を加える必要があります。この力の方向は、アライナー単独では作りにくいのです。
顎間ゴムが必要になるケースと使い方
上下の奥歯の噛み合わせを合わせたい場合や、前歯の突出を抑えたい場合に顎間ゴムが使われます。マウスピースに取り付けたフックやボタンにゴムを掛け、上下の歯に力を加えます。
使い方は担当医の指示に沿って、自分でゴムを掛け替えるのが一般的です。ゴムは1日の多くの時間装着し、食事や歯磨きのときに外します。
顎間ゴムの併用は、奥歯の咬合調整では珍しくない処置です。使用期間は症例によって異なるため、担当医に見込みを確認しておくと安心でしょう。
装着感・見た目・生活への影響
ゴムを掛け始めた当初は、引っ張られる感覚や軽い痛みを感じることがあります。多くは数日で慣れていくものです。
フックやボタンは小さく透明に近いものが使われることが多く、会話中に目立ちにくいよう配慮されています。とはいえ装着位置によっては気になる場合もあります。
食事や歯磨きの際はゴムを外すため、生活への支障は比較的小さく抑えられます。見た目や会話への影響が心配な方は、カウンセリングで具体的に確認しておくとよいでしょう。
総額に含まれない費用と医療費控除の使い方
総額に含まれない費用と医療費控除の使い方
ブランドが表示する総額だけでは、実際の支払総額にならないことがあります。マウスピース矯正は自由診療で医院により価格が異なるため、追加費用の内訳を把握しておきましょう。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
あわせて、条件を満たせば使える医療費控除の考え方も整理します。
精密検査料・リテーナー代・追加アライナー代
総額の外に、精密検査料が別途かかるブランドがあります。Zenyumは精密検査費22,000円、DPEARLは初診料3,300円を公式に明示しています。
出典: 各社公式サイト(総額に含まれない主な追加費用)
治療後に歯並びを保つリテーナー(保定装置)代も確認したい項目です。マウスピース矯正ローコストは、リテーナーの再製作を上下セット22,000円・片顎11,000円と案内しています。
計画どおりに動かなかった場合の追加アライナー代は、保証の有無で負担が変わります。Oh my teethの条件付き無償再矯正や、ローコストのあんしん補償制度のように、条件を公式に示すブランドもあります。申し込み前に保証範囲を確認しておきましょう。
医療費控除の対象になるケース・ならないケース
国税庁の案内(No.1128)によると、不正咬合など機能面で必要と認められる矯正は医療費控除の対象になります。一方、容ぼうを美化する目的の矯正は対象外です。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
デンタルローンを使った場合は、立替払いをした年の医療費が対象になります。ただし金利・手数料分は控除の対象外です。
出典: 国税庁 No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
適用の可否は個別の条件で異なります。最終的な判断は税務署や税理士に確認してください。
治療中・治療後に噛み合わせの違和感が残ったときの対処法
治療中・治療後に噛み合わせの違和感が残ったときの対処法
違和感が一時的なものなのか、相談すべき異常なのか——自分で判断がつかず不安な方は多いはずです。ここでは進行段階ごとの目安と、相談の進め方を具体的に示します。
不安を無理に打ち消すのではなく、どこで線を引いて相談するかの基準を持っておくことが大切です。
一時的な移行期か異常かを見分ける目安
治療の初期から中期は、一部の歯が先に動いて噛み合わせがずれやすい時期です。この段階の違和感は、移行期の感覚であることが多くあります。
目安として、違和感が少しずつ和らいでいく・新しいマウスピースに替えて数日で慣れる、といった経過なら様子を見られるケースが多いでしょう。
反対に、特定の歯だけが強く痛む・違和感が増し続ける・マウスピースが浮いて合わないといった場合は、移行期とは別の問題が疑われます。自己判断せず記録を残しておきましょう。
担当医に相談すべきタイミングと伝え方
軽い違和感で経過が落ち着いているなら、次回の定期通院で相談すれば十分なことが多いです。急な強い痛みや装置の破損は、通院を待たず臨時連絡をおすすめします。
伝えるときは「いつから・どの歯が・どんなときに」を具体的に伝えると、原因の切り分けがスムーズです。症状が出た日や食事中の違和感など、メモを見せると正確に共有できます。
治療後に違和感が残る場合も同じです。安定するまでの期間には個人差があるため、気になる変化は遠慮なく担当医に伝えましょう。
セカンドオピニオン・保証制度の活用手順
担当医に相談しても納得できないときは、別のクリニックでセカンドオピニオンを求める選択肢があります。これまでの治療計画や検査データを持参すると、より的確な助言を得やすくなります。
計画どおりに動かなかった場合は、追加アライナー(リファインメント)や保証制度が使えるかを確認しましょう。ブランドによって条件が異なるため、契約時の書面を見返すのが確実です。
噛み合わせ調整のために歯の一部を削るIPRなどが提案されることもあります。処置の目的と範囲について、事前に説明を受けてから判断するとよいでしょう。
スマイルモア矯正が気になる方は、公式サイトで詳細を確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
噛み合わせに関して、検討中・治療中の方からよく挙がる疑問をまとめました。
Q噛み合わせの違和感はいつまで続きますか?
新しいマウスピースに替えた直後の違和感は、数日で和らぐことが多いです。
治療後に安定するまでの期間には個人差があります。違和感が和らがず続く場合は、我慢せず担当医に相談しましょう。
Q顎間ゴムを使わないと噛み合わせは治りませんか?
すべての症例で顎間ゴムが必要になるわけではありません。前歯中心の軽い症例では使わないこともあります。
奥歯の咬合を動かす必要がある場合は、顎間ゴムで力を補うのが一般的です。使うかどうかは担当医の診断で決まります。
Q追加のマウスピースは有料ですか?
ブランドによって扱いが異なります。条件を満たせば無償で再製作するブランドもあれば、別途費用がかかる場合もあります。
マウスピース矯正ローコストのあんしん補償制度や、Oh my teethの条件付き無償再矯正のように、公式に条件を示す例もあります。契約前に保証範囲を確認しておくと安心です。
Q治療後も違和感が残る場合はどうすればいいですか?
まずは担当医に、いつから・どの部分に違和感があるかを具体的に伝えましょう。保証期間内なら追加アライナーが使えるケースもあります。
相談しても納得できない場合は、検査データを持参して別のクリニックでセカンドオピニオンを求める方法もあります。
まとめ|噛み合わせを整えるなら適応と相談体制で選ぶ
マウスピース矯正は前歯の並びを得意とする一方、奥歯の咬合を大きく動かす治療は難易度が高く、顎間ゴムなどで補うのが基本です。
適応は歯の移動量の少ない症例に限られます。骨格性の不正咬合や子どもの症例は、外科や別の矯正が必要になることもあるため、まず歯科医師の診断を受けましょう。
出典: 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(ポジションステートメント 第二版)
治療中に噛み合わせがずれたように感じるのは、歯が動く過程で起こる正常な変化のことが多くあります。ただし違和感が増し続ける場合は、移行期とは別の問題の可能性もあります。
ブランド選びでは、奥歯の咬合への対応実績・補助装置の説明・経過モニタリング体制・保証の明確さを軸に比較するとよいでしょう。治療効果には個人差があり、すべての症例に適応するものではありません。
気になる違和感が残るときは、我慢せず担当医に相談し、必要に応じて保証制度やセカンドオピニオンを活用してください。まずは無料カウンセリングや適応診断で、自分の噛み合わせが治せる症例かを確認することから始めましょう。各ブランドの公式サイトや提携院で問い合わせでき、診療時間外の連絡方法を含めた問い合わせ先は、記事末のリンク先の公式サイトから確認できます。
この記事の出典
※本記事に記載の料金は2026年10月11日時点のものです(特記なき限り税込)。最新の料金・条件は各クリニック公式サイトをご確認ください。

